サンセット大通りの作品情報・感想・評価

サンセット大通り1950年製作の映画)

SUNSET BOULEVARD

製作国:

上映時間:110分

ジャンル:

3.9

「サンセット大通り」に投稿された感想・評価

ちー

ちーの感想・評価

3.8
一連のハリウッドものの源流がビリーワイルダーやったとは。差押えられる車に「お決まりの」プール。すでにこの時代から浮世離れした生活は揶揄されていた。オルガンを演奏する執事の手袋に穴が空いているのが一瞬映る、痺れる場面でした。
パラマウントのスタジオでノーマを囲む人たち、自分の名前がクレジットされることを夢見る脚本家、ルドルフバレンティノやグレタガルボの話がロマンある。ハリウッドの明るい面に焦点を当てた時はいつものロマンチストぶりを発揮していたが、通して見ればワイルダーの辛辣な面を知れる。手加減なしのキャスティング。無声映画時代の化石とされたグロリアスワンソンは確かに顔だけでも素晴らしいが声も良かった。
溢れ出すエネルギーに圧倒された!

元スーパースターのメンヘラおばさんノーマが売れない脚本家に執着して悲劇を迎えるお話。
まず冒頭で主人公のジョー・ギリスが死んでいる所から始まるわけで展開は読めるのだが、2人の歪な関係は観ていてハラハラ!
お互いの利害関係が一致したはいいが、ノーマはメッチャ引き篭もりで思い込み激しくて召使いのマックス以外は信じないし、昔の栄光にしがみついては死んでも放さないという面倒くささの権化のような存在。
しかし男も完全に舐めてかかったせいで抜け出せない状態になり、そりゃそうなるでしょ!状態。

まぁ、ノーマ役のグロリア・スワンソンという女優の演技がアッパレ!
半端なく怖いです!眼力で全てを語ってくる!ノーマはサイレント映画で一躍注目されたという設定だが、あれなら納得!!
ラストに見せる彼女の表情は有名だが、是非楽しみにしてほしいシーン!!
SeikaFilm

SeikaFilmの感想・評価

2.5
昔の映画と感じない流れがあった。
特有の違和感がないと言うか。
何よりあらすじが面白い。
くろお

くろおの感想・評価

3.8
これもラストのための映画やなぁ
滑稽で切なくて恐ろしくて、しかも熱いっていう物凄いラストだわ。
jonajona

jonajonaの感想・評価

3.8
鬼気迫るグロリア
スワンソンの演技がすごい。
ラストの彼女の顔は中々忘れられない
名作と言われるだけあってほんとに面白い。

死んだ人がどうやって死んだか自分で語るって形式と、その死に様の不可解さだけで先が気になって仕方ない。

大女優金持ちオバハンのチャップリンとか隙間の遊び部分も楽しい。

ラストの種明かしからの女優魂、観客には事前に明かされてる裏話で滑稽だが切なくなるという。

脚本家の話というだけあって話がちゃんと面白いって実はなかなか出来ないことで素晴らしい。
Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

5.0
久しぶりの再鑑賞。ケチの付けるところの一切無い、100点満点の名作である。
この作品は往年のスター、グロリア・スワンソンの鬼気迫る演技と存在感について語られる事が多い。
でも、本当の主役はエリッヒ・フォン・シュトロハイム演じる執事のマックスのような気がしてならない。
これは一途な純愛と狂気が裏表になった男の壮絶な物語なのだ。一人の女性を愛するあまりここまでやるのは普通じゃない。終盤のマックスが自分の素性をジョーに告白する場面は鳥肌が立った。
そして最後にマックスが映画監督に戻って現場を指示するラストシーンは、さすがビリー・ワイルダー監督である。
それにしても役者が演じていたと思っていたセシル・B・デミル監督が、本人だったとは驚いた。名監督は役者をやっても名優だったという最初の例かも。
Sari

Sariの感想・評価

4.5
2018/12/04 シネフィルWOWOW

売れない脚本家ジョーが、借金取りに追われて偶然逃げ込んだ ロサンゼルス サンセット大通りの大邸宅。
そこは往年の大女優 ノーマ・デズモンドの屋敷だった。
彼女が書いた脚本の手直しを依頼されたジョーは、ノーマと一風変わった召使マックスとともに邸宅で暮らすことになる。
事実と思われかねない為、本作のキャスティングは難航したが、
ノーマ役にはサイレント期に活躍した大女優グロリア・スワンソンが決定した。
パラマウント社のスタジオを訪れたノーマが、彼女を知らない若い守衛に「このスタジオは私が建てたようなものよ」と言い放つシーンがある。
実際に絶頂期のスワンソンは6年連続、パラマウント社で最も利益を上げた女優だった。
本作の描写は辛辣で、試写を観た映画人が激怒したという。
鬼気迫るスワンソンの演技、ラストシーンは全盛期のハリウッドへの想いに満ちている。
※番組作品解説より

既に20年前に映画界を引退し、世間からは忘れられた元大女優。
過去の栄光や美に必死にしがみつく、今や生きた化石となった女の悲しい性(さが)を目の当たりにした。
過去三度の結婚をしたが現在は未亡人。そんな孤独な彼女に仕える執事は、彼女の一人目の夫であり、駆け出しのノーマを見出しデビュー作を撮った元映画監督だということ。女優として、また女性としてノーマに寄り添い見守り続けてきた執事の愛の深さを感じた。映画の撮影だと信じて疑わないノーマに真実を告げる事なく、執事が自ら彼女が階段を降りる姿を撮影するラストシーンは圧巻。
am

amの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

過去の栄光に囚われ続ける往年の大女優の悲しい末路。
華々しい妄想を狂信し現実が見えなくなったノーマよりも、現実が見えていながら彼女の妄想を守り続ける執事の方がよっぽど狂っているような。
忠実すぎる執事であるマックスが実は最初にノーマ主演映画を手掛けた監督で、その上最初の夫である事を打ち明けた時の「コイツが一番やべー奴だ…」という空気が最高だった。

ラストシーンでノーマがカメラに囲まれながら威風堂々と階段を降りていく姿は完全に狂気だけど喜びに満ち溢れていて、これはバッドエンドのようでいて実はハッピーエンドなのかもなと思った。
上旬

上旬の感想・評価

3.8
これほど狂気に満ち、そして悲しい映画を観たことがないかもしれない。

一度得た栄光を忘れられず、年もとることを拒んだノーマの姿は、芸能人の誰もがおそれるものであろう。いや、芸能人でなくても分かる。

そしてそれは滑稽でもある。『ブルーシャスミン』っぽい気もする。悪い夢を見た後のような。
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