似太郎

サンセット大通りの似太郎のレビュー・感想・評価

サンセット大通り(1950年製作の映画)
4.6
【名声】

よっしゃ〜!!とうとうレビュー1600本目突入だ〜!!!。😹記念に『サンセット大通り』の感想を書こうかな?🎥

むかーし、東京12チャンネルでやっていたのをVHSに録画して観た一作。グロリア・スワンソン演じる廃れた大女優が「デミルさん、クローズアップをどうぞォ〜!🙋‍♀️」とカメラ前で呼びかけるシーンがこの上なくグロテスク。😱

セシル・B・デミルやエリッヒ・フォン・ストロハイム、バスター・キートンなどかつてのハリウッドの名監督や大スターの落ちぶれた姿が何ともやるせないシニカルな構成のドラマとなっている。

監督、脚本はビリー・ワイルダー。彼のシナリオ構築力は神懸り的であり「超」が付く程ロジカル。戦後のハリウッド監督・兼脚本家としてはジョセフ・L・マンキーウィッツと互角だろう。

ケネス・アンガー著『ハリウッド・バビロン』全二巻やコーエン兄弟の『バートン・フィンク』リンチ『マルホランド・ドライブ』などの不条理感覚に近い、漆黒のノワール作品。

ハリウッドの隠された禁忌(タブー)に挑む、ワイルダーのチャレンジ精神が素晴らしい愛憎ドロドロ劇。こ、怖い…。😅
似太郎

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