カトリナ

サンセット大通りのカトリナのレビュー・感想・評価

サンセット大通り(1950年製作の映画)
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ハリウッドが舞台サンセット大通り。Gスワンソンが主役を務める生き恥を晒す演技(褒めてる)には常軌を逸したものがありその後彼女には「とち狂った女」といった役柄が次々舞い込んだらしい(激おこだったそうな)。怖いもの見たさを煽る冒頭のサスペンス演出で往年の名作が苦手でも入りやすく、過去の栄光を胸の内に秘めながら再帰を目指す女…映画界から忘却されかけてた彼女がサンセット大通りという映画を通して映画界に復帰したGスワンソンそのものと重なる描写でキャラクターに悍しげに魂が宿る。「何がジェーンに起こったか?」も彷彿とさせると共に栄枯盛衰は世の習いじゃプロットを首尾よく活写した逸物。
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