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ロルナの祈りのmiのレビュー・感想・評価

ロルナの祈り(2008年製作の映画)
3.7
ダルデンヌ兄弟史としては、初の大人の話ということになる今作。
移民問題もテーマとしており、従来の社会の底辺よりも暗澹とした雰囲気が終始漂っている。
字幕についた“ ”が重要な意味を持ち、罪悪感に苛まれながらもそれでも生きていくしかない辛さに頭を叩かれた気分になった。

ここが転換期となっているのか、これまでよりもストーリーが複雑で、脚色されたような展開だったので、これまでのダルデンヌ兄弟作品のなかでは異質さを放っている。

今作は今作で秀逸で面白い。
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