ロルナの祈りの作品情報・感想・評価

「ロルナの祈り」に投稿された感想・評価

ヨーロッパの移民問題にメスを入れた作品は数多くあります。その中でも本作の出来は、かなり優れたものになっております。
主人公ロルナはお金を得るために偽装結婚をします。その相手とは麻薬中毒者であり、いずれは命を落としそうな若者でした。
映画の前半は、そんなロルナが夫の世話をしているところを中心に話が進みます。当然そこに愛があるわけでなく、あくまでも彼女にとっては仕事だったのです。そうは言っても、そこは人間同士です。時間を共有することによって、愛が生まれるのも不思議ではありません。ヨーロッパでは根の深い移民問題ですが、一個人として移民とふれ合った場合はそうなるものだと納得してしまいます。
ロルナの彼に対する献身的な看護に本来人間が持つ優しさが見事に描写されてました。それだけに後に起こる悲劇が衝撃的でありました。彼女の愛情が悲劇に感じさせてしまったのですね。
とにかく見応えがありました。さすがはダルデンヌ兄弟ですよ☆
もりこ

もりこの感想・評価

3.0
最初は何が起きてるか全くわからず、途中から段々と物語がつかめてくる。
移民にとってどれだけ国籍が大事なことか痛感した。私たち日本人には一生理解出来ないことのような気がする。
ただロルナの急な感情の変化には少しついていけなかった…
終始、息が詰まりそうになりながら観賞しました。
外国人との偽装結婚に手を染める主人公ロルナが
途中から女神のように思えてきた。

ベートヴェンのピアノソナタ32番第2楽章。
これまでのダルデンヌ兄弟作品で、
初めて音楽を聴いた気がする。
かーく

かーくの感想・評価

3.6

ロルナとクローディがすごい良かった、見終わった後にジャケット見たら泣けてきた
Dye

Dyeの感想・評価

4.0
偽装結婚相手への想いと自責の想いが女を想像妊娠させ..

全体的なメッセージは、必ずしも子どもに対して言われる母性ではなく、女の本質的な愛としての母性、その大きさ・奥ゆかしさでしょうか。

薬物中毒の旦那に対して徐々に沸いてきた愛情は単なる男女のロマンス以上のもの。
感想川柳「祈りより 狂気の方が しっくりくる」

U-NEXTにあったので観てみました。φ(..)

アルバニア人のロルナは国籍を得るためにベルギーを訪れ、クローディという麻薬中毒の男と偽装結婚する。ロルナは彼を犠牲にしてでもパスポートを手に入れようとし、クローディは彼女を希望の光に再生を図る。そんなロルナは当初クローディを拒み続けるが、次第に彼を受け入れるようになり……というお話。

日本でもたまにある偽装結婚ですが、こっちは何かめっちゃ悪い匂いがする(-o-;)手口も綿密で巧妙。それだけ警察もマークしてるってことなんだろう。この中でもアルバニア→ベルギー人と結婚→ベルギー国籍獲得→離婚後ロシア人にベルギー国籍を取らせる為に結婚とかなり危ない橋を渡ってる。ヽ(´o`;

これを見てるとラブラブでも女の気持ちはあっさり動いてしまうんだなと痛感させられる。(・_・;本来見せたいところはそこじゃないんだろうけど、過去の痛手から妙にクローズアップしてしまう。(-。-;)みんながみんなこうじゃないだろうけど、これやられたら堪んないな(´д`|||)ラストもかなりキテる。自分からしたらこれは「祈り」じゃなくて「狂気」。(;´∀`)

ダルデンヌ兄弟作品は「少年と自転車」、「サンドラの休日」、「午後8時の訪問者」を見てますが、これらと違って最後は見てる側に託されてる気がする。(*_*;自分には難しい。オリヴィエ・グルメがよく出てる気がする。

んでまずm(__)m
hagy

hagyの感想・評価

4.0
♪こと、ばに、できな〜い
じゃなくて、、
いやそうなんですけど、、

生きるのは、簡単じゃないってこと

このレビューはネタバレを含みます

ラストが悲惨すぎる...
この作品からダルデンヌ兄弟の作風が変わっていった印象...
と言ってもいつも通りではあるんだけど...
LEONkei

LEONkeiの感想・評価

3.6
‪アルバニアからベルギーにやってきた〝ロルナ〟は、ベルギー国籍を得るためにヘロイン中毒の男〝クローディ〟と偽装結婚する。‬

‪国籍を得ることがどれほど重要な事かは、この平和な国に生まれた日本人にとっては理解しているつもりでも簡単に言えるものではない。‬

‪それをよく踏まえないとこの映画の深さが身に染みてこない。‬

‪生き抜くために犯罪と分かっていても犯す行為は、個人にとっては犯罪以上に価値ある行為でもあるのだろう。‬

‪そんな行為をしているロルナ自身も気づいてはいるが、さらにもっと違う価値観を〝クローディ〟によって見つけることになる。‬

‪生き方には様々な方法があるだろう。‬

‪〝映画は世界の実践である〟と言うダルデンヌ兄弟の考え方は、あらゆる映画を制作する人々の思いであろう。‬

‪しかし実際はそれが出来ないのが現実で、売上至上主義を優先しなくてはならない製作者にとってダルデンヌ兄弟の作品を観れば歯がゆく感じるのではないか。‬

‪その歯がゆさを先導しているのは、むしろ観客側なのだけれど..★,‬
しか

しかの感想・評価

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クローディがカードしようとかご飯作るからお祝いしようとかかわいいことばっか言うんだけど、ロルナとしてはどうせ別れる偽装結婚相手に深入りしたくなくて邪険にするのね。あの男憎めないクズの役やらせたら半端じゃない
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