miyagiさんの映画レビュー・感想・評価

miyagi

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映画(1260)
ドラマ(97)

すべてが許される(2007年製作の映画)

3.7

飲む、打つ、買うのが昭和の日本男児の悪行だとすると、打つ(別の意味の)、打つ、打つな堕落し切ったロクでもないフランス人の親父。ちなみに満島真之介をめちゃくちゃ老けさせたみたいな顔してた。

フランスら
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小人の饗宴(1970年製作の映画)

3.0

見てて決して愉快だとか心地よいものではないし、むしろ逆に感じるのだけど、さっき豚さんを食した身としては、
てめえらも同じようなことやってんだよ、文句あっか?あぁん?
的な脅迫を受けたような、画面の向こ
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独裁者(1940年製作の映画)

4.5

風刺という枠を越えたデフォルメと人間の狂気の可視化。ユーモアを交えた批判に、芸術性を感じる。チャップリンvsヒトラー。
視覚に訴えかける身体運動の数々。
トーキーならではの表現が既に確立している。
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

2.0

地上波で見た。
CGすげえな。

可愛さランキング

世界のケンワタナベ<<ピカチュウ<<コダック<<記者の女の子<<<<超えられない壁)<<<<途中のCMに出てたロンモンロウ。

しかも途中で寝た。

若草物語(1949年製作の映画)

2.5

たぶん、この若草物語をみた。若草物語多すぎやろ。
貧乏の概念とは?となってしまう。全然貧乏に見えへんぞ。広い家に全員綺麗なおべべ着とるやないか。これで貧乏ならわしの家は犬小屋か。
ソ→フィー⤴︎
みん
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愛する時と死する時(1958年製作の映画)

4.5

サークが戦争もの?って思ったら途中しっかりメロドラマで安心した。
おおよそ「この世界の片隅に」の下敷きの決定版では。と思わせるような内容だったかと思う。
3週間の休暇を一生に例えるセンスとリアリティ。
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僕の彼女はどこ?(1952年製作の映画)

4.5

幸せの指標は金ではないよ映画。
コンパクトながらめちゃくちゃ展開詰め込み放題なのは凄いことで、主人公の爺さんがとにかくいい奴すぎるのだが、行動が基本カオス。
そのギャップがまたいい。
爺さんの善意の行
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穴の牙(1979年製作の映画)

3.7

逆回する鮮血にはじまり、室内は緑を基調としたモダンな雰囲気にしてみました(大嘘)なセット美術にどこまでも違和感を感じつつもそれが新鮮にも感じるし、とにかく演出がぶっ飛んでる怨念に取り憑かれた刑事の話。>>続きを読む

コブラ・ヴェルデ(1988年製作の映画)

3.0

キンスキーのウルルン滞在記。
すっかり老け込みオジンスキー。
逆さに吊るされた現地人。ドキュメンタリー風な祭事、群衆。相変わらずどうやってコントロールしたのか謎。
途中は完全にナスD。
キンスキー塾の
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離婚しない女(1986年製作の映画)

3.5

神代流メロドラマ。
人間関係の相関図が三角のなかで行ったり来たりするものの、その枠の中で収まりきっていて、はみ出さなかったような気がする。
ショーケンが主役ということを加味すると無軌道さもそんなになか
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カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

4.0

まぁ端的に謎ではあったし、よくわからんの一言に尽きるのだけど、常識なんかは疑ってかかったほうがいいんだろうな。
ブルーノの演技がいろんな文脈を飛び越えて圧倒されるし、儚さや尊さを存分に感じられた。
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エレファント(2003年製作の映画)

3.5

構成がハネケ「71フラグメンツ」に似てるけど、後年に「サウルの息子」(撮り方)、「静かなる叫び」(内容)と、出てきてることを考えると影響力あるんでしょうね。
ビッチ3人組が学食いくところの長回しで裏通
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キッチン・ストーリー(2003年製作の映画)

4.0

特異な設定におけるまさかまさかの人間模様。
よくあそこまで飛ばせるなと感心。
途中、こんな調査にまともに取り組んでることを疑問に思わないのか?と沸々と疑念が湧いてきたが、その疑念を脇の調査員が代弁して
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

4.2

this is 社会の縮図。
目に見える物質的な壁は、さらに精神的な壁を強固にするマテリアルと化す。
端的に必要な要素だけで組み立てられたストーリーは、権力側が常に自分たちの都合でしか動かないことを浮
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つながれたヒバリ(1969年製作の映画)

4.5

社会主義の批判だとかどうとかの前に、映画として面白いし、登場人物がもれなく善人。
苦境に立たされようが、絶望して狂う人間もいなければ、涙する人間もいない。重々しくなく終始軽やか。
触れ合う手と手のぬく
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厳重に監視された列車(1966年製作の映画)

4.0

童貞拗らせムービーにして、チェコ版「この世界の片隅に」(戦争の余韻を薄味にして)
どうやら主人公の一家は今で言うボンボンであり、ボンクラ息子の道楽駅員だったのだろうが、楽して生きてるように思えても、実
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スイート・スイート・ビレッジ(1985年製作の映画)

4.2

おもろい。人は人と繋がって生きているのだと再認識させられる。
なんちゅう平和な世界なんだ。
誰一人として悪者はいない。この過不足ないキャラの書き分けがほんと凄い。
足並みを揃えることは難しいし、ときに
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ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)

3.0

「アギーレ」のリスザルに次ぐ、大量のネズミ。
東京のダンジョンにもこんなにネズミがいたらどうしよう。
現実的な話、放ったネズミをどうやって回収するんだろ。スタッフが丁寧に集めました。なら、その労力えぐ
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.0

一度足を突っ込んだら抜け出せない。
男はヤクザの世界。女は夢破れた望まぬ世界。友はクスリの世界。
足元の沼は自身の意思とは関係なく絶えず培養を続ける。真綿で首を絞めるように、ただし確実に破滅の音がする
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七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.5

強迫観念強めの一人語りアンド妄想大好きおじさんが主役の話。
こういう建て付けだと演劇っぽくなってしまうのであまり好みではないが、シチュエーションをギリギリまで削ぎ落とした上で会話劇として構成されウィッ
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花子(2001年製作の映画)

4.5

忌野清志郎の音楽あいすぎ。花子の心の声のように思えた。
まず写真の床の並べ方がアート。
畳を取り替えればいいと思える母の優しさと、写真を撮ろうと判断した母の愛。愛なのかどうかは第三者にはとてもわかりっ
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.0

序盤の興奮が後半どう話を着地させるかに悩みすぎて右肩下がり。見事な失速ぶり。
たしかに新幹線の弱点をつくという逆転の発想は素晴らしいし「スピード」に受け継がれるアイデアであることは間違いない。
浜松で
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

非常に軽やかで澄んだ空みたいな軽妙さを感じた。
冒頭の古代ギリシャ人によるとから始まる、人間の体は2つに分裂したものである。という、このストーリーの軸となる「ハーフオブイット」を体現するシンメトリーの
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フィツカラルド(1982年製作の映画)

5.0

芸術と映画に魂を売った男ヴェルナーヘルツォーク。
池の水全部抜くのではなく、アマゾンの木全部切る。なわけだけど、とにかくこの映画を完成させたことが奇跡としか言いようがないし、この監督がいかに狂いつつも
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ヴォイツェック(1979年製作の映画)

3.7

狂気が余すことなく画面に満ちてて良い。
冒頭のぼんちおさむ的なキンスキーの動きが強烈すぎるのだが、とにかくキンスキーは顔面狂気・顔面凶器なわけでそれだけでもう十分楽しめる。
セリフのチョイスがいちいち
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Visit(英題)(2020年製作の映画)

3.7

たった4分だけど未来を見据えたジャジャンクーの視座。
色の使い分けが、いまの見えてる世界をはっきり表しているような気がする。
密集する人物に違和感さえ覚える。

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.7

柔よく剛を制す的な話かと思ったけど、案外そうでもなかった。
トライバルラグのような背景がまず秀逸。
暖炉のライティング、パイプの煙、雪など細かいところまで丁寧な仕事。
音の合わせ方がやっぱ凄い。
子ど
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ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

3.0

平面的なのに、生き生きしてる。縦と横のカメラの使い方が秀逸。
音に合わせるタイミングが絶妙。
どうやって動かしてるのか謎。
希望の持てる終盤。ただ思想強い。

無無眠(2015年製作の映画)

3.5

長回し好きの成れの果てかと思える、超スロー歩行。ギャグなのかホラーなのか修行なのか、まるで掴みどころがないし、逆に動きが早すぎて止まって見える的なやつかと疑ったけど、対比的に同一フレームに映る日常のス>>続きを読む

シュトロツェクの不思議な旅(1977年製作の映画)

4.5

主人公のブルーノの纏う圧倒的な孤独感というか、職業俳優にはない独特の空気感がストーリーとマッチングしすぎてる。
国境は物理的に越えられても、それ以外に越えられない壁(言語の壁も)はいくつも存在し、自由
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アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

3.7

死は静かに訪れる。
段階的に襲ってくるのは恐怖かもしれないが、死は突然訪れる。
アギーレの野望に付き合わされた形となって兵たちはかわいそうとかいうレベルではないけど、ああいう圧力かけまくりの自己陶酔し
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

4.2

非常にコンパクトな上に整理された構成で、キチッと主人公に感情移入させられる。
事件を表→裏で扱うのが巧みで、キッチリ主人公の悲哀な恋の物語がメインに据えられてる。
見る⇄見られるの関係性が、見た⇄見ら
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絵を描く子どもたち(1956年製作の映画)

4.0

絵だけカラーというのがいい。
数少ない経験や内面は絵に現れるのだと如実に示される。
絵を描くだけで飽き足らずと言いながら、運動する子供たちをこうも自然に撮れるのかと感心する。
チャンバラで穴に落っこち
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教室の子供たち -学習指導への道-(1954年製作の映画)

4.0

ETVで羽仁進の特集をやってたから見てみたけど、たしかにどうやってカメラを入れ込んだか理解できないような瑞々しい表情の子どもたちで埋め尽くされてたし、ややもすると隠し撮りをしているような気にさえさせら>>続きを読む

三十九夜(1935年製作の映画)

3.7

物騒すぎる劇場。
誰かが助けてくれると信じずに、ひたすら逃げまくる主人公の強すぎる意志。俺なら途中で殺されてる。
大胆なシーンの省略があるかと思えば、新聞越しの乗客の目線みたいな繊細なショットがあった
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太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

3.5

アランドロンはカラーの方が映える俳優だなと感じた。
とにかく間が独特で、次に何が起こるか全然予測がつかないままラストまで持っていけるのは凄い気がするけど、やっぱちょっと退屈。
人間の愛の感情は盛り上が
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