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ラウンド・ミッドナイトのsamiamのネタバレレビュー・内容・結末

ラウンド・ミッドナイト(1986年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

私の大好きなテナーサクソフォニスト、デクスター・ゴードン。
彼の演奏を聴けるだけでなく、演奏シーンを沢山観ることができただけでも本作を鑑賞する価値があったー!
ましてやハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターやロン・カーターも。。。

そして本作タイトルでもあり冒頭と後半に演奏されるラウンド・ミッドナイトはいわずと知れたセレニアス・マンクの名曲。。。

痺れた~。デクスター・ゴードンが演奏だけでなく、酔いどれミュージシャンを見事に演じてる~。😄👍

ストーリーはどこかコミカルな雰囲気を醸し出して、そこはかとなく進んでいく内容。観賞後に調べたらバド・パウエルとレスター・ヤングの実話を元にしているとのこと!
バド・パウエルのアルバムは数枚持っているけど、超素人のわたし的には同じピアニストでもデューク・エリントンやセレニアス・マンクの曲のようには興味をひかれなかったな。。。
レスター・ヤングは先日観たビリー・ホリデイのドキュメンタリーでビリーをバックアップしたミュージシャンとして紹介されていたね。。。
デクスター・ゴードン演じるサクソフォニストがバド・パウエルのキャラクターらしいが、レスター・ヤングはどのキャラクターなんだろう?冒頭病床にいて途中で亡くなったことを告げられるミュージシャン?

酔いどれサクソフォニストを、元妻に借金までして部屋を借り直して迎え入れ、世話をしたデザイナー。いくら熱烈なファンとは言え、そこまでやるのね。。。という感じ。実話なのね。。。

酔いどれサクソフォニストがデザイナーのお嬢さんと過ごすシーンが和めるいい雰囲気で良かったね。。。😊

デザイナーの元妻がめちゃめちゃ美しかった。よりを戻したかったのにデザイナーが酔いどれサクソフォニストに熱をあげているのを見て去っていくところは切なかったね。。。

酔いどれサクソフォニストがアパートで何故か料理ばかりしている隣人やデザイナーをレディーほにゃららと呼ぶのが微笑ましかったね。。。🤭

酔いどれサクソフォニストが道端に座り込んで詩を思い出せないと言うと、デザイナーが詩を教えてあげて、演奏を続けるシーンがある。。。どこぞのジャズプレイヤーも詩を覚えていないと演奏できないと言っていたと思うけど誰だったのか思い出せない。。。😅

いつになくしょうもない感想になったけど大好になった作品。
出来れば手元に置いて何度でも観たい!
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