ラウンド・ミッドナイトの作品情報・感想・評価・動画配信

「ラウンド・ミッドナイト」に投稿された感想・評価

未々

未々の感想・評価

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たまたま海辺のシーンのキャプチャを目にして気になったのがきっかけで鑑賞

とにかく演奏が良いです
こんなに甘美な音楽が体に流れているなんて良いよね もっとジャズを聴きたい


"毎晩創造するってことはそれが美しいものでも死ぬほど苦しい" うーん…
過去3回鑑賞

デクスターG.の名演技&名演奏に魅入ってしまう。
spacekey

spacekeyの感想・評価

5.0
デックスの名演に感謝

ジャズの美しさと儚さを知るには最高の映画。

デックスの笑顔が超チャーミング。

ジャズジャイアントがこれでもかと出演しています。
終始おっさんがダルそうにしてる映画。だが、それがいい。それでいい。
sleepy

sleepyの感想・評価

4.4
「この世には親切が少ない」 *****



原題:Round Midnight, 1986年。オリジナル音楽と音楽ディレクターはハービー・ハンコック(出演も。他の出演ジャズマンは後述)。

1959年パリ。高名なテナーマン、デイル・ターナー(ゴードン)がニューヨークを逃れて、盟友・知人が多くいるパリにやってきた。彼はアル中。ニューヨークを離れたのは多くの誘惑を逃れるため、そしてフランスなら自身のサウンドを理解してもらえると思ったから。彼はある日フランス人デザイナー、フランシス(クリュゼ)と知り合う。フランシスは物心とも面倒をみ、健康を取り戻させようとする。本作は2人と、フランシスが引き取った一人娘ベランジェーヌ(アケル)をはじめとする人々との日々を綴る。フランシスの行為は情けでも救済ではなく、崇拝ともちょっと違う。あるものは敬意だ。感謝だ(ひょっとすると彼はアメリカのノワールやホークス作品に恋をしたトリュフォーなのかも知れない)。

デイルは誰もいない浜辺でいう。なぜ世界は丸裸なんだろう。魂と心は人間の中にある。だが世界は周りに何もない。表現する者の苦しみと不安と歓喜。それを越えた実存的孤独なのだろうか。デイルはニューヨークへ戻ることをフランシスに打ち明ける。そこにはジャズマンを食い物にする者や麻薬の誘惑があるにも関わらず。やはり彼にとってニューヨークは永遠に離れることができない自らのルーツだったのかもしれない。しかし・・。

ジャズはアングロアフリカにルーツをもちながら、アメリカにおいて現代のジャズが打ち立てられた。しかしアメリカは、そしてニューヨークといえどもジャズマンに優しいばかりではなかった。ジャズを愛し、理解し、ジャズマンを敬ったのたフランスであり北欧だったのか。本作はそんなフランスからジャズ(とミュージシャン)への感謝の返礼である。

アメリカ映画であるが、多くのスタッフはフランス人。つまり、反面、本作は欧州に対する、アメリカ人による感謝であり返礼でもある。監督には「田舎の日曜日」を撮ったあのベルトラン・タヴェルニエを起用したことからも、このことが窺われる。ジャズ愛なくして本作は生まれず、名作とはならなかったかも知れない。スコープをうまく活かした撮影、美術も良い。物だけが豊かになった80年代へのアンチテーゼとして、本作は50年代の持つ人間臭さを放出している。本作に「おされなジャズ」はない。あるのは辛苦と無力と受容である。

以下余談:本作の演奏シーンはW・ショーター、H・ハンコック、B・ハッチャーソン、B・ヒギンズ、J・マクラフリン、R・カーター、T・ウィリアムス、F・ハバードらが出演し演奏している。もちろん、デイルはゴードン自身の演奏。「演奏シーン」なので、映画内で通しで聴かれることはないが、そうそうたるメンバー自身を観ながらのライヴおよび録音シーンはやはり眼と耳が釘付けになる。音楽では、オリジナルの「Chan’s Song」が抜群に良い。長年疎遠だったデイルの14歳の娘に捧げられた曲(映画内ではデイル自作の設定。曲はハンコックとS・ワンダーの共作。映画内ライヴシーンとエンドクレジットで使われる(トランペットを模したボビー・マクファーリンのスキャット)。表題曲はオープニングでマクファーリンのスキャットで奏でられる。

なお、本作のフランシスのモデルとされる実在のFrancis Paudrasは97年に自殺している。世界は厳しいが、人は時に優しい。デイルはある意味で幸運だったのかも知れない。
「この世には親切が足りない」There is not enough kindness…in the world byデイル・ターナー

★オリジナルデータ:
Round Midnight、US=FR, オリジナル・アスペクト比(=劇場上映画面比)2.35:1、86年、配給Warner Bros. 133min. Color(Eastman Color)、Dolby、Panavision (anamorphic) 、ネガ、ポジとも35mm
レスターヤング!バドパウエル!
すみません。知りませんでした。JAZZ好きのための映画なんかな?
年老いたサキソフォンの名手と、仲良くなったパリのやもめ男との友情を淡々と、JAZZの調べに乗せて描いています。あまりにも、淡々なので、JAZZ好きでないとつらいかも?
あー、主役の爺さんの雰囲気はとても好き!
ROY

ROYの感想・評価

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人生(ステージ)へ、ふたりのハートが熱く高鳴り始める。

1950年代末のパリ。ジャズ・クラブ“ブルーノート”。そこには一流ミュージシャンたちの哀しく美しい人間ドラマがあった。

VHSで鑑賞

■INTRODUCTION
紫煙とフォービートにまみれた50年代伝説のジャズ・クラブ「ブルーノート」 を舞台に、破滅型の黒人ジャズマンと、 彼の音楽に心酔し、彼に庇護の手をさしのべた若者との熱い物語。これは、ジャズ・ピアノの巨人バド・パウエルとイラストレーター、フランシス・ポードラとの交流の実話をもとにした、心を揺さぶる感動のドラマである。全篇を彩る名曲の数々、ブルーノート所縁の第一線プレイヤーによる白熱のライブセッション、そして完壁に再現された50年代ジャズ・シーン。まさに、映画ファンはもちろん、ジャズ・ファン、さらに全ての音楽ファンが待ち望んでいた作品である。

■STORY(VHS裏面より)
N.Y.からパリへ。ジャズクラブ“ブルー・ノート”ヘやってきたバップ・テナーの名手デイル・ターナー。偶然に出会った彼の“音”に陶酔する若きフランス人デザイナー、フランシスは彼の音楽こそ“神の声”と確信する。しかしジャズのメインストリームに君臨してきたデイルだが、酒とドラッグに溺れ破滅へと転げ落ちてゆく。そんな彼の支えとなるフランシスとその娘、ベランジェール。彼らの間は語り尽くせない深い絆で結ばれていくのだった………。

『田舎の日曜日』で話題をまいたフランス映画界の鬼才ベルトラン・タベルニエが演出。音楽監督には本篇にも出演しピアノ演奏を堪能させてくれるハービー・ハンコックがあたった。

■COMMENTS
VHSは、神保町「山田書店」さんで購入(100円)。御茶ノ水ではレコードも買った。スタン・ゲッツのテープもあった。マイルス・デイヴィスの『Porgy and Bess』とクリス・コナーの『Witchcraft』を、いずれもオリジナル盤で入手できた。

バド・パウエルとレスター・ヤングにささげる
Kyohei

Kyoheiの感想・評価

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ジャズシンガー役の女優さんが美人。
フランシスの元嫁さん役の女優さんが美人。

デクスター・ゴードンを聴いてみよう。
samiam

samiamの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私の大好きなテナーサクソフォニスト、デクスター・ゴードン。
彼の演奏を聴けるだけでなく、演奏シーンを沢山観ることができただけでも本作を鑑賞する価値があったー!
ましてやハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターやロン・カーターも。。。

そして本作タイトルでもあり冒頭と後半に演奏されるラウンド・ミッドナイトはいわずと知れたセレニアス・マンクの名曲。。。

痺れた~。デクスター・ゴードンが演奏だけでなく、酔いどれミュージシャンを見事に演じてる~。😄👍

ストーリーはどこかコミカルな雰囲気を醸し出して、そこはかとなく進んでいく内容。観賞後に調べたらバド・パウエルとレスター・ヤングの実話を元にしているとのこと!
バド・パウエルのアルバムは数枚持っているけど、超素人のわたし的には同じピアニストでもデューク・エリントンやセレニアス・マンクの曲のようには興味をひかれなかったな。。。
レスター・ヤングは先日観たビリー・ホリデイのドキュメンタリーでビリーをバックアップしたミュージシャンとして紹介されていたね。。。
デクスター・ゴードン演じるサクソフォニストがバド・パウエルのキャラクターらしいが、レスター・ヤングはどのキャラクターなんだろう?冒頭病床にいて途中で亡くなったことを告げられるミュージシャン?

酔いどれサクソフォニストを、元妻に借金までして部屋を借り直して迎え入れ、世話をしたデザイナー。いくら熱烈なファンとは言え、そこまでやるのね。。。という感じ。実話なのね。。。

酔いどれサクソフォニストがデザイナーのお嬢さんと過ごすシーンが和めるいい雰囲気で良かったね。。。😊

デザイナーの元妻がめちゃめちゃ美しかった。よりを戻したかったのにデザイナーが酔いどれサクソフォニストに熱をあげているのを見て去っていくところは切なかったね。。。

酔いどれサクソフォニストがアパートで何故か料理ばかりしている隣人やデザイナーをレディーほにゃららと呼ぶのが微笑ましかったね。。。🤭

酔いどれサクソフォニストが道端に座り込んで詩を思い出せないと言うと、デザイナーが詩を教えてあげて、演奏を続けるシーンがある。。。どこぞのジャズプレイヤーも詩を覚えていないと演奏できないと言っていたと思うけど誰だったのか思い出せない。。。😅

いつになくしょうもない感想になったけど大好になった作品。
出来れば手元に置いて何度でも観たい!
2021.10.28 木曜日

Amazonプライム・ビデオにて鑑賞。
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