喜多川氏による、ジャニーズ事務所。少年達を育成し、スーパースターにしてきた。しかし50年以上もの間、少年達が長年に渡り彼から性的虐待を受けていたという訴えを沈黙している。2019年の死去後も、メディアは沈黙したままだった。

2024年・54分・ドキュメンタリー

中途半端なだけでなく、何も伝えていないどころか、
逆切れする外人のドキュメンタリー。
私はジャニーズ側を一切擁護するわけではないが、
このインタビューアーは、
自分の中である結論に達しており、
同じ意見の当事者のインタビューが撮りたいが、
そういう人に出会えない。
その為、事務所までアポ無しで乗り込み、
社長に会わせて貰えないからといって、
担当者に逆切れする。お門違いもいいところだ😠

虐待だとして、裁判した当事者もいる。その人達のところに行き、インタビューした方が良かったのでは？
行き当たりばったりで日本まで来て、困った外人だな😤

ドキュメンタリーとしてはごくごく普通のクオリティ。ただし、内容は日本において非常に重要で、是非皆さんに見ていただきたいです。これはジャニーズ事務所に限らず、いまだに男性が指揮する日本社会全体に通用する話かと思います。伊藤詩織さんのBlack Box Diariesでもよく描写されていますが、あらゆる場面で日本はまだまだ遅れています。次世代の日本人が同じような被害を受け続けないことを望みます。

BBCのモビーン記者は多くの人にインタビューするが、思っていた反応が得られない。

そこにはジャニー喜多川氏が行った性犯罪に対する憤りはなく、氏の能力、業績への尊敬が語られる。
ジャニー喜多川氏による虐待も噂として知られているのに社会問題になっていない。

有名になるためには身体を差し出す、と枕営業を公言する証言者も。

モビーン記者は終始怒っていたが、それを容認している日本の人々とのギャップに困惑する。

この報道を契機に海外からの追求が厳しくなり、ジャニーズ事務所は劣勢になる。
報道を受けて日本のワイドショーでは性加害は絶対ダメと強調するが、性加害を受け入れてきた日本社会の生の声をいち早く報道したこの番組にはリアルを感じる。

尊敬する人だからとセクハラ、パワハラを許容する心情が自分にもないのか、戒めとしたい。