誰にだってある、“うまく生きられない瞬間”
正直、一度観ただけでは分からなかった。
けれど、もう一度観たとき、「あ、そういうことだったんだ」と思わされる。
じんわりと効いてくる映画。観終わってから時間が経つほど、心に残り続ける。
広島の観光地ではない“日常の風景”が、登場人物の感情と静かに重なり合う。
派手な演出はないが、そのぶん本物の生活の匂いがある。
キャストの抑えた演技も、余白のある脚本も観る人に委ねるように語りかけてくる。

今の社会に少し息苦しさを感じている人には、深く刺さるかもしれない。
「クズ」や「生きづらさ」を抱えながら、それでも前に進もうとする人たちの姿に、自分を重ねてしまう瞬間がある。
そして、ラストに流れる主題歌―近藤夏子さんの「Good day by day」。
静かであたたかい余韻が、観終わったあともやさしく背中を押してくれる作品である。

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初舞台挨拶はこの映画で、演者さんと監督さんの話も聞けて行って良かったと。
キャラがしっかり立ってて、最初は嫌悪感感じるくらいだったけど、最終的に好きになってた。人間模様がリアルで良かった！

何で『分からん』もんを『分からん』と
言っちゃいけんのんじゃろ？

※パンフレット販売なし