ポリスストーリー3のスピンオフである本作
ジャッキーもゲストで出てるけど実はまだ見てなかったので鑑賞
なんでソフト化されないのか不思議な傑作だった！
ストーリーは3とは逆で今度はミシェルヨーが香港に来るというもの
そこで彼女の恋人であるユーローグァンと対決するとい腕立てものなんだけど、個人的にはユーローグァンの立ち位置がよかった
悪人なんだけど彼以上の悪人がいることによって彼の悲劇性がより強まって、単なる悪い奴では収まらないようになっているのが上手いなと思った
全体的にハードな作りなので笑えるパートはジャッキーの所ぐらい
ジャッキーの出演している部分はつまらなくはないんだけど、お話の途中で急に挟み込まれる全く関係のないものなのでこんな入れ方をするなら必要なかったかなとはぶっちゃけ感じた笑
アクションはスタンリートン映画なのでやっぱり面白い
本作は結構出演者が豪華で、先程挙げたミシェルヨーやユーローグァンだけでなく樊少皇や狄威、なんと大島由加里も出演しているのが嬉しい
そんな感じで動ける面子が多いこともあってか、スタントの影に肉弾戦が隠れてしまった前作とは違い肉弾戦も非常に見応えのあるものに仕上がっている
特にビルでの攻防は銃撃戦あり肉弾戦ありでとても素晴らしい
ただ一つ不満を挙げるとすれば(これが大きい不満なんだけど)ラストのアクションが尻すぼみなこと
お金のかかり方的には全然尻すぼみじゃないんだけど、肉弾戦銃撃戦共に少ない！
樊少皇は狄威とのアクションなのでいいんだけど、ミシェルヨーは図体がでかくてのろまな白人との対戦なので彼女の華麗な足技は楽しめるがもっと実力者とやって欲しかったというのが本音(それこそ序盤で退場してしまった大島さんとか！
ユーローグァンに関してはラスト肉弾戦をやってくれないという…そこまでのアクションが良かっただけにラストの尻すぼみ感は非常に残念
不満点はなくもないけど流石スタンリートンといった一本
あと前作では警察だったサムウォンがユーローグァンの手下になって闇落ちしてたのは笑ってしまった
