Harvard Film Archiveの上映にて鑑賞。

今までの人生で一番良かった映画と言っても過言じゃない…。サタジット・レイの作品の中ではあんまり知られてないらしいけど、本当にパワフルだった。

ジャン・ルノワール（まだ観たことない）とかジャン・リュック・ゴダールの影響を受けてるらしく、（「勝手にしやがれ」が大好きな自分には）主人公が終始ジャン=ポール・ベルモンドの演じるキャラにしか見えなかった笑
けどただフランス映画にインスパイアされた映画では終わってなくて、ショットの使い方がクリエイティブだった。特に最後の方で主人公が見る夢のシーンが大好き。

企業や都会の文化を強く批判していて、その文化の流れに抗おうとする主人公にとっては生きにくいカルカッタを描いてる。価値観の違いや、貧富の差、西洋化、皆同じになっていく描写を描き、あるシーンでは文字通り一人一人に個性があるということを語ってる。

視聴方法を見つけるのは大変そうだけど、全人類が観るべき作品だと思う。

敵対者

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