愚か者

ザ・ロックの愚か者のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ロック(1996年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

マイケル・ベイ監督作品は、名乗られなくても観てればわかるんじゃないか?くらいに監督性が出るんですね。その位カットごとに拘った画角で始まるしカメラを激しく揺らしてスピード感や、臨場感を演出してくれます。人や物の位置関係が分かりにくくなるので、これには好き嫌いが出ますが。この映画に関しては当時の“ノリ”と“カッコイイ”がマイケル・ベイにマッチしていてとてもスタイリッシュ。エンタメになっているなぁと感じました。装弾数の概念もありませんし、車が走れば果物屋が吹き飛びます。アクション映画として見応え充分です。しかしストーリーも実は分かりやすく素晴らしいんです。敵側の苦悩にはグッと来ます。そしてなによりショーン・コネリーとニコラス・ケイジの役の美味しさですよ。詰めの甘さとか、化学やミリタリーのツッコミ所はありますが、野暮です。小気味良いテンポとハラハラ展開の連続、ポップコーンムービーとしてかなりオススメです。
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