歯医者のお姉さん

暴力脱獄の歯医者のお姉さんのレビュー・感想・評価

暴力脱獄(1967年製作の映画)
3.8
あまり多くは語られないけれどただむしゃくしゃして反抗していた訳ではなく、戦地での事や帰国してからの境遇が彼をそうさせてしまったんじゃないかと匂わせるところがあった。行動は奔放だが抑制されているように見え今にも爆発しそうで痛々しかった。仲間たちと少しずつ打ち解けていきいつの間にか中心となっているところが微笑ましい。お母さんとの会話の一語一句が沁みる。