鰹よろし

スーパークロスの鰹よろしのレビュー・感想・評価

スーパークロス(2005年製作の映画)
2.5
 人当たりの良い優等生な兄と人付き合いに難のあるヤンチャな弟のカーライル兄弟は、プール掃除でお金を稼ぎながら各地のバイクレースに参加し、行く行くはスーパークロス世界大会での優勝を夢見ていた...

 今まで一緒に戦ってきた性格が正反対な兄弟が、実力は拮抗しながらも兄だけがプロにスカウトされたことで道を違え(ってほどでもないけれど)、弟もコンチキショーと別の道から発起するお話で、シンデレラストーリーなりアメリカンドリームの定番。

 チームに所属し後ろ盾はあるがプロとしてチーム(というか相棒)を勝たせなければならないことに苦悩する兄と、日々背水の陣な自分が勝たなければ未来が無い弟の、2人の主人公が如何にして夢を叶えるのか?、が見どころ。

 ではあるものの...、見境なく突っ走ってしまっていた弟が、自分独りではなく兄弟の夢を叶えるのに徹する成長譚として見立てて尚、伸びしろ的に見映え的に、後半の流れは兄と弟の立場が逆の方がどうしたって燃える展開になっただろうにと思わせてしまっているのがちょっと残念。


「OVER DRIVE」(2018)...「スリング・ショット」(2021)...
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