みのやん

最後の忠臣蔵のみのやんのレビュー・感想・評価

最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)
3.8
あらためて武士の堅苦しい生き様を感じる作品でした。堅くて使い道のない「さいかちの木」に武士の生き方をなぞった表現が心に伝わってきます。瀬尾孫左衛門の悲しいまでの忠義心が何か美しく感じるのは僕も日本男児なんでしょうか(苦笑)。ゆうの言った「男はんをこの世に生かすんは女の黒髪の一筋や」という言葉に女も命懸けの決意を感じるなぁ。こんな時代は窮屈やけど何か潔さを感じますね。瀬尾孫左衛門の不器用な生き方に現代にはない、清々しささえ感じてしまいました。可音を育ててきた回顧シーンなんかは「北の国から」の杉田成道らしい映像だと感じました。
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