ギボン三世

最後の忠臣蔵のギボン三世のレビュー・感想・評価

最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)
4.3
毎年忠臣蔵は繰り返し放送されて来たがゆえに、新しい試みもでる。本作はそのひとつだ。

武士の生き方は、数ある人間が抱く生き様のひとつに過ぎない。しかし、エモーショナルな気持ちにさせられるのは、なぜだろうか。

実際にはわずかな割合にも関わらず、明治以後日本人のナショナルアイデンティティを刺激するレヴェルに昇華された、武士というあり様か。私自身も武家だったことが、より感情に訴えるのかもしれない。

佐藤浩市と役所広司の日本的、と我々が感じさせられる演技は見事。
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