菩提薩婆訶

最後の忠臣蔵の菩提薩婆訶のレビュー・感想・評価

最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)
5.0
役所広司演じる孫左の忠義が良き。

孫左が見せた武士道。自分だとしたら…なんて想像すら出来ない。それだけ価値観が違いすぎる。孫左の人生に意味を見出せない。人にどれだけ恩を受けようともあれほどの忠義を捧げる理由を見い出せない。
だからこそそれをやり遂げた孫左に畏敬の念が込み上げて泣かずにはいられなかった。
視聴後の感情がカオス。

個人的に一番くるシーンは墓参りで同じ元赤穂浪士に罵り暴行された後、家に帰って傷口を水で洗っているところ。悲壮感とやるせなさで心が締め付けられる。
菩提薩婆訶

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