環太平洋映画祭にて。

コロナ禍初年度での台湾。入国後ホテルでの隔離される等身大のような某香港の有名人黄（アンソニー・ウォン）。ホテルスタッフが毎日運ぶお弁当を介しながら、スマホ以外で外界との繋がりを計ろうとする秋生さん。
もう一方のホテルスタッフとしてお弁当を運ぶベトナム人労働者女性キム（エンジェル・リー）。台湾に流れてくる前の記憶には、女性として息苦しい人生を経験してきた過程が描かれていく。（若い頃のキムは別の俳優が演じてて当初混乱した）

去年見た富都青年の印象が強すぎて作品としては秋生さん主演がもったいない感じだったんだが、この二人とも選択肢のある社会に脱出するという視点で見ると、W主演が効いてくる。