だだだ

グッドモーニング、ベトナムのだだだのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

戦争中にひとりのDJが人々に笑顔を与えた映画だと思って観たら、もっとずっと深く衝撃的で、一筋縄でいく話じゃなかった。

印象に残ってるのは、アメリカ兵の目の前で喋りを見せた場面。ひとりひとりの顔を見て話をして、最後に見送るクロンナウアの表情、見送られる兵士たちとその行く末‥そんなことを考えたら何とも言えない気持ちになった。

そして何と言っても、ツアンの正体がわかり お互いの気持ちをぶつけあうシーン。ふたりは確かに親友だったと思う。でもアメリカを敵だと思う気持ちと、敵なのに大切にしたい友人ができてしまった事実が、ツアンの中でいずれは両立しなくなったと思う。クロンナウアもツアンを本当に大切にしていたけど、無意識下にアメリカの正しさを信じてたように感じ、だからこそ真実を知ったときに腹が立ったし、ツアンの返答を聞いてショックを受けたんだと思う。

クロンナウアのトークは、他の方も書いているように本当に難解。日本語にしたら意味が伝わらないジョークばかり。ネイティブで、かつアメリカ文化やその時代の世相をきちんと知ってたらな、と残念に思う。

同僚のガーリックやラジオ局長のテイラー少将もとてもいい。あと、ツアン&トリン兄妹が美男美女です‥!
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