ヨウ

シックス・センスのヨウのレビュー・感想・評価

シックス・センス(1999年製作の映画)
4.4
このFilmarksにおいて500作目を迎えることになったので記念となるような名高い作品を鑑賞してみた。これは凄いとしか言いようのない映画だった。ミステリアスで不気味なムードが漂い、何が起きるか全く予想できない展開にのめりにのめり込んだ。散在されたディティールの妙。一つ一つのピースが形作る妖美。ゾクゾク感を沸き起こすような音楽。磨き上げられた脚本。全てが傑出した出来である。第六感を通じた交信が生者と死者を結ぶ架け橋となる。生前にはなし得なかった絆から顕になるメッセージが心に響いた。そして誰もが予想だにしなかった結末。全ての秘密が瓦解する時、衝撃と涙で言葉が出なかった。もう最後で全部持っていかれた感じがする。あの打ちひしがれる思いは生涯忘れられない。前情報無しの純粋な心でこの映画の行く末を見届けることができて幸せだと感じる。不安、感動、衝撃。鑑賞者に対して激しい感情の起伏を付与してくれる。散りばめられたピースが嵌め込まれ、完璧な謎解きが達成される。これぞまさに傑作サスペンスだ。今度はいろいろと下調べをして観直してみようと思う。記念すべき500Mark!となる作品がこのシックスセンスで本当によかった。
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