犬

心のともしびの犬のレビュー・感想・評価

心のともしび(1954年製作の映画)
-
見過ごせない御都合主義のラインを往来する中で不意に木と木でフレームを作り邂逅させるような演出は息を呑む素晴らしさだし、失明したヘレンの前では「名前は飾りと一緒」と訂正する台詞などは示唆に富む。しかし、正直サークじゃなければ出来の良い脚本とは思えないし根本的には『天が許し給うすべて』と一緒なのかも。サーク特有の鮮やかな色彩だけは絶対的な賛辞を。
犬