犬さんの映画レビュー・感想・評価

犬

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影裏(2020年製作の映画)

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やたら下半身アップ(カルバンクライン)するし桃を食べる描写あるし、もしかして伏線なのかと思ったら案の定(本屋の寄り道→煙草の影響→映画鑑賞で涙→ヘビ退治)の流れ。さらには東日本大震災も絡めてくる展開に>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

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とりあえず「擬似」とか「ほぼ」とか野暮なこと言わないで圧倒的な長回しを褒め称えるべき納得の撮影賞。予告でも使われてるクライマックスは勿論のこと、特に圧巻だったのが照明弾によって廃墟の影が伸び縮みする夜>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

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ちゃんとユーモア(ダンサー/石膏/プール)も効いた意味のある長回しに惚れ惚れしてたら水中紅茶や下手卓球で昇天した。エルファニが天使すぎるしベニチオデルトロがちょい役なのも良い。『ロストイントランスレー>>続きを読む

花様年華(かようねんか)(2000年製作の映画)

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不倫が美徳とされているのかと危惧していたけど、両者の立場からして後ろめたさは感じないし、いつ一線を超えてもおかしくない状態でありながら決して超えない大人のメロドラマには品が溢れていた。雨宿りと煙草の煙>>続きを読む

静かな雨(2020年製作の映画)

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音と光の捉え方は間違いなく秀逸。靴が地面に擦れる音、朝の目玉焼きの音、熱々のたい焼きを食べる音、、俺そんなにたい焼き好きでもないのに劇中何回も「たい焼き食べたい→絶対たい焼き買う」って思った。
でも、
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

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この人が描く死はいつも突然なんだな。でも死ってのはほとんどが突然だよな。最小限な説明でありながら、画面外でも物語が生きて繋がっているような工夫が施されていて、ん?なんか然りげなく凄いことやってません?>>続きを読む

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

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安川有果『ミューズ』
レンズ覗かせがち。

竹内里紗『Mirror』
レンズ覗かせがち。

東佳苗『out of fashion』
モトーラの装苑雰囲気。

山中瑶子『回転てんことどりーむ母ちゃん』
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洗骨(2018年製作の映画)

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評判通りの良作。沖縄生まれ沖縄育ちのゴリだからこそ撮れる作品に感動した。家族の再生物語としては凡庸だけど、沖縄の流れる時間、美しい空と海、島人の和やかさが作品全体を包み込んでいて、そこに加わる芸人だか>>続きを読む

(2018年製作の映画)

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青春音楽映画の入口から福田麻由子の狂気と笠松将の詐欺で紆余曲折ありまくって結局ここはどこ?の出口。役者の芝居は良いけど起承転結が散らかってる印象。

三人の夫(2018年製作の映画)

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海のような性欲を持つ女を人魚伝説と仮説し、高層ビルや花火を見上げる香港ならではの格差社会。赤ん坊の前でヤったり、トラックの荷台でヤったり、義手外した手を突っ込んだり(これめっちゃ笑った)、ウナギを突っ>>続きを読む

ハッピーアイランド(2017年製作の映画)

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可愛い子がいる→朝が早い→仕事がキツイ→脱走失敗→仕事褒められる→少しずつ楽しくなる→人として成長するっていう、ノリもキッカケも完全なる染谷将太の林業ウッジョブなんだけど、吉村界人の農業ウッジョブでは>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

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やっぱり本作に限らずSF系は音と映像からしてIMAXで観るべきだな、、しかしもっと静かな映画かと思ったら資源争奪やら実験動物やらで意外と騒がしい。膨大な宇宙空間を使っといて内容はただ息子が親父を説得し>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

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柔らかなパリの日常から一変して突然の無差別テロに状況が飲み込めなかった。なんで交通事故とかじゃなくて無差別殺人なんだろうと思って調べたら、2015年のパリ同時多発テロに遭遇した友人の体験談から着想を得>>続きを読む

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

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自然光を捉えたフィルムの質感がめちゃくちゃ綺麗。沈黙を貫くイエス様に芸人チャドを起用してるのは正解だし、お祈りの手をそのままに潰してしまうのもユーモラス。障子の演出然り、随所に才能を感じる。

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

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色味、照明、芝居、間、距離感、温度感、どれも単純かつ至高。あっさりすぎる展開もオチも良き。この監督好きだ。

his(2020年製作の映画)

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それは同性愛がどうとかではなく、2人は数ある"好き"の中の一つにしか過ぎなくて、色眼鏡で見るような感覚は時代遅れ。今泉監督の作品を観ると、特殊な見方ってのはもう古いんだよなって思えるし、世界は多様性に>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

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アデルとレアセドゥの芝居の入り込み具合が尋常じゃなくて圧倒される。どうやら喧嘩や性描写のシーンとかは何時間も何日間もかけて撮影されたらしい。のちに二人は撮影手法の不満から監督とは二度と仕事したくないと>>続きを読む

隠された記憶(2005年製作の映画)

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複雑であるはずの内容に反してめちゃくちゃシンプルに見せてくるハネケの美学。ラストカットとか含めて考察したくなるけど犯人探しが目的では無いからね。一見なんてことないのに計算された構図や配置、タイミングや>>続きを読む

ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

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スティーブは強い人間だからこそ余計に涙腺が刺激される。段々と動けなくなり喋れなくなるけど息子と家族の為にビデオに記録し続けて少しでも長く生きようとする懸命な姿に泣いた。
観ていて「これ裕福じゃない家庭
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女は女である(1961年製作の映画)

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女は女である。と同時に、男も男である。電気スタンドを傘のように持ちながら本を探し、そのタイトルを使って罵り合うとか演出の次元が違うわな。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

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そりゃイーストウッドの最新作となれば問答無用で今後も観に行くし相変わらず安定したクオリティでハードルも越えてくるけど、主人公が"英雄か犯人か"という境地に立たされる系は正直ちょっと飽きた(イーストウッ>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

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身近な永遠のテーマを絶妙な温度と距離感でオフビートに描いていて今泉監督としては良くも悪くもやってることは変わらず馴染み深い群像劇なんだけど、今作は過去作に比べてさらに洗練されていて肯定感も増している印>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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ジョジョとヒトラーの愉快な掛け合いから「うおおおお!!」って勢いよく家を出る冒頭の部分だけでテンポも編集もキャラクターも求めてるセンスがあり、この時点でもう傑作だと確信出来る優しい戦争映画。そして、大>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

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この設定、多分普通だったら受け入れられないんだけど、これが広瀬すずと森七菜だと話が変わってくるというか、成立させてしまう二人が凄すぎてちょっと参った。それは演技力とかテクニカルな部分で補えるようなこと>>続きを読む

左様なら(2018年製作の映画)

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雰囲気重視してる感じだから仕方ないかもしれないけど、白フィルター露骨だしショット弱いし撮影と照明も微妙だった。あと、演出が悪いからか台本とアドリブの流れに差があるし、生徒役の人たちの台詞が悪目立ちして>>続きを読む

ジャイアンツ(1956年製作の映画)

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ディーンはカーボーイが似合うな。主演じゃないけど出演作の中でも一番格好良いと思う。石油を浴びた後とか『気狂いピエロ』のベルモンドみたいでちょっとした狂気性が様になってたし、パーティ会場で酔い潰れた哀愁>>続きを読む

パンと裏通り(1970年製作の映画)

5.0

大傑作。鎌倉の裏道みたいなどこか日本らしいロケーションには親近感が湧くし、行手を阻む吠える犬とか誰しもが幼少期に経験するやつじゃん。冒頭の石蹴り(石じゃないけど)何時間でも観れるな、、

理由なき反抗(1955年製作の映画)

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既に良い関係になっているにも関わらず両親の前でディーンがナタリーのことを「友達」って紹介してたところがポイント。ここで調子乗って「恋人」なんて言ってたらお前もう友人の死なんか忘れて自分のこと考えてんじ>>続きを読む

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

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冒頭で眼球を切るシーンから「この後の展開は視覚的な意味を見出さない」という隠喩だと解釈。つまりはシュルレアリスム。

ビリディアナ(1960年製作の映画)

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盲目浮浪者がハレルヤをBGMに『最後の晩餐』を叩き壊す一連のシーン最高か、、

パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

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生徒は監督と週一回のワークショップを7ヶ月行った素人の中学生らしい。だからドキュメンタリーではないけど、生徒たちが討論している様子に嘘っぽさは全く見られない。日本とは比にならないレベルで生意気だし論破>>続きを読む

出発(1967年製作の映画)

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演出に関しては車と鏡に引き込まれたんだけど、単純にジャンピエールレオの持ちネタみたいなタバコと安全ピンのトリックが気になる。そもそもどうしたらこんなにも魅力的に躍動できんのジャンピエールレオは。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

5.0

ストーリーの面白さは言わずもがな、隠れた演出が光りまくった大傑作。息子を信じて応援する親父と兄貴に泣かされたし、大人になったビリーの後ろ姿には思わず恍惚。そして、音楽の使い所と選曲も抜群であり、白鳥の>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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車の知識が皆無すぎて知ってる用語がフェラーリ(フォードさえも初耳)くらい(致命的)だったからvsフォード上層部との譲れない攻防のときは大筋だけ把握して細かな意味はなんとなくって感じだったんだけど、友情>>続きを読む

サムサッカー(2005年製作の映画)

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肯定的であり、心に寄り添ってくれる愛おしさ。支えてくれる周りの大人としてティルダスウィントンやキアヌリーヴスがいるのも映画として心強い。
物語とは関係ないけど一部気になったのが、ラストでニューヨークの
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