心のともしびの作品情報・感想・評価

「心のともしび」に投稿された感想・評価

バカタレのロック・ハドソンのせいで夫を失い、かつ自身の目も見えなくなってしまったワイマンさんが、よりによってバカタレに惚れます。そこまでの紆余曲折が良いんです。
見えないとわかっていながらジョイスがヘレンの横の明かりを点けるシーンが良かった
絶望の中で抱き合いながら2人が泣くシーン、部屋の奥の明かりに照らされた輪郭しか見えない中、深い悲しみに満ちた表情がまるで目の前に浮き上がって見えるかのような光と影の演出が素晴らしい
ちゃんと喜びは光の中に、悲しみは影の中にいる健全さ
mmm

mmmの感想・評価

4.0
なんと言っても告白シーンが泣ける。ジェーン・ワイマンが自身の障害に負い目を感じて身を引くとことか切ない。

ロック・ハドソンが手術を躊躇して、ふと上を見上げた時にオットー・クルーガーがジッと見守ってて良い。
324

324の感想・評価

4.5
善良。間の取り方が笑いと紙一重。ついでに視力回復しているのもご愛敬。
ダグラス・サークのマイベストは天が許し給う全てなのだけど、この作品もそれに匹敵するくらい素晴らしい、というか美しい傑作だった

話としては遊び人がとある失敗から更正するというシンプルであまりに道徳的な内容なのだけど、それが絵画的とも言える映像の美しさの為に神聖にすら思えたし、献身から恋愛に発展する様もすんなり飲み込め、ラストのハッピーエンドすぎるハッピーエンドでも素直に感涙できた

人物の使い方も良く、姿を見せないまま主人公のロック・ハドソンに重大な役割を担う医師もマクガフィンとして十分すぎる効果を発揮していたし、同じく主人公にとっての重要人物である画家も神性が感じられるほど強烈なイメージで映っていて、クライマックスに手術台の上で見守る姿もやりすぎってくらいのインパクトがあったけど逆にそれが良かった

人物といえば主人公のロック・ハドソンだが、ダグラス・サーク作品では大抵スーパーマンのモデルかってくらいの偉丈夫ぶりを最初から見せつけている彼が今回ら成長型の主人公を演じていたのも新鮮で、この作品でジェーン・ワイマンと一緒にアカデミー賞候補にならなかったことが惜しいと思えるほどの好演だった

それにしてもこの作品における陰影を駆使した絶妙な映像はまさに完璧と言えるもので、シンプルな物語でも素晴らしい映像に仕上げさえすれば傑作映画になり得ることを見事に体現していた映画だと思う

ところでこの作品のテーマ音楽、何かクラシックの名曲を引用しているように思ったのだけど、その元になった曲がどうしても思い出せなくて、ど忘れしやすい自身の体質がなんとも憎らしい
eddiecoyle

eddiecoyleの感想・評価

4.0
ロック・ハドソンへの逆恨み的な冒頭にひっくり返ったが、それも物語を右肩上がる為の布石。画面が作り物の美しさに溢れてる。やはりサークはカラーがいい。(モノクロの陰影も捨てがたいですすいません)
HAL2016

HAL2016の感想・評価

3.8
メロドラマですが何となく観入ってしまいます。献身がテーマ。地味な話ですが王道中の王道、期待通りの展開です。サークは色使いや照明が凝っていてこの辺りは多くの映画監督に影響を与えたと思われます。
決して控えめというわけでないのにひたすら上品な光と影の演出。このバランス。手術室の窓は驚くしかない。ロックハドソンがジェーンワイマンに正体を伏せるタイミングが車と湖畔で出てくるが、そこにサスペンスの色はなくあくまでドラマ、メロドラマ。
ボブが善行を重ねていけば図らずも愛した女の元夫・故フィリップに成り代わっていくというこの皮肉な宿命。
光と影のコントラストと、
手術室での"神"との切り返しはヤバすぎ。。
彼の作品をまだ4作品ほどしか観賞していないが、ダグラス・サークで1番好きな作品。そして思わず涙してしまった…。

1935年の「愛と光」のリメイクらしいが聞いたこともない作品だったのでそちらはスルー致しました。ダグラス・サークの作品の中でも本作はあまり評価されていないようですが僕の心には響きましたぞ。

内容、
病院に勤めるフィリップス博士が、持病の発作を起こし危篤状態、しかし呼吸器の数が足りず、突然入院してきた富豪の道楽息子ボブに使われ、命を落とす。ボブはそれを知って、博士の妻ヘレンに金を渡すが、彼女はそれを受けとらないとの一点張り。良心の呵責を覚えたボブはヘレンに付きまとうのだが…………。

1人の青年が愛の力で立ち直り、奇跡を起こすさまを描いた感動作であると共に大切な人の大きな存在を改めて感じる事が出来る。
そして今作でやっとジェーン・ワイマンのサングラス姿を見る事ができた。しかし、まさかそのような意味でのサングラスだったとは。

傍若無人な大富豪がある事をきっかけに変わっていくという今となっては在り来たりなストーリー展開ではあるが1つ1つの台詞やワンシーンが丁寧に作られている感情移入が非常にしやすい。その連鎖で涙も自然と出てくるのであろう。

サークと仲良くなるまであと一歩のところで踏みとどまっていた感があったのだが、ようやくこれで仲良くなれそうです。
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