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夜のアトリエのseapony3000のレビュー・感想・評価

夜のアトリエ(1987年製作の映画)
5.0
パトリックジュアネも歳を取った…。男と女、男と男。モノクロとカラーを交えて過去に引きずられるギイジルの世界。回想がカラーで現在がモノクロというのはほかの作品でもやっていたような。青暗い部屋のなかに電話ボックスが置かれたり、ほかの作品より作り込んだセットが多い。画家のジュアネの、コラージュとは詩のようなものだ、というセリフのとおり映画自体も現実と追想とイメージの断片のようなものが重なり合う。デュラスの「アガタ」のあの海辺のホテルで撮影しているのかな。終盤かかる曲が湿度高くてダサいし好きじゃないけれど、それも含めてギイジルぽいなあと思った。
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