ハンポコナヨツナ

ミッドナイト・ランのハンポコナヨツナのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)
5.0
ロバート・デ・ニーロ主演。

1988年に公開されたマーティン・ブレスト監督作品。
曲者だが正義感の強い元刑事の賞金稼ぎと、マフィアの金を横領し慈善団体に寄付して(証人として)賞金首となった優しき会計士との珍道中を描いたアクションコメディ。
この映画はワタクシの大好きな作品で、デ・ニーロ主演の中でも一番好きな映画です。
デ・ニーロも撮影に際してかなりノリノリだった作品だそうで、デュークを演じているチャールズ・グローディンとアドリブをいれまくった演技はいま観ても最高ですね!
この映画はコメディ、アクション、ロードムービー、バディ物、家族物、サスペンス、ホロリとさせる友情シーン等々、いろんな要素が入っていて、開始から最後まで本当に楽しいですね。
時代的にもなにかと規制の厳しくなる前なので、FBIの連中やマフィアのボスとその手下達もなんだか牧歌的な感じで、観ていてニヤけてしまいます。
途中、任務を失敗してボスのセラノに電話を入れている手下2人のガキ同士みたいなやり取りとか、FBIのモーズリー捜査官とデ・ニーロとのやり取りとかホント最高なんですよね(笑)
そしてサントラも最高にイカしてて、劇中でBGMが入るタイミングがいちいち素晴らしいです。
未見の方は“来世”でもいいので是非とも観てもらいたい作品です。

ちなみにタイトルになっている「ミッドナイトラン」はダブルミーニングになっていて、スラングとして“ちょろい仕事”などいろんな意味があるそうです。