◼️名優ふたりの会話劇
バディムービーの金字塔と評される作品。シリアスな役が多かったデニーロが本作でコメディタッチな役に挑戦し、その後のキャリアの転換にも繋がったとされる。お相手はチャールズ・グローディン。飄々として抜け目が無く、それでいてどこか憎めない役を好演。
ロードムービー×クライムサスペンス×コメディ×ヒューマンドラマの要素がそれぞれ良い塩梅で効いている。その軸となるのは二人の丁々発止な掛け合い。テンポが良くユーモラス。デニーロの相手役をオーディションで選んだわけだが、ネームバリューに欠けるチャールズ・グローディンを選んだのはデニーロとのケミストリーを感じさせるものがあったからだそうだ。マーティン・ブレストの見る目は間違いなく正しかった。
余韻たっぷりのラストシーンは屈指の名場面。来世で会おう、とても良い台詞です。
今度は吹替版で見たい。
評判の良いテレ朝吹替版がBDに収録されているようですね。買っちゃおうかしら。