わきお

ミッドナイト・ランのわきおのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)
4.0
◼️名優ふたりの会話劇

バディムービーの金字塔と評される作品。シリアスな役が多かったデニーロが本作でコメディタッチな役に挑戦し、その後のキャリアの転換にも繋がったとされる。お相手はチャールズ・グローディン。飄々として抜け目が無く、それでいてどこか憎めない役を好演。

ロードムービー×クライムサスペンス×コメディ×ヒューマンドラマの要素がそれぞれ良い塩梅で効いている。その軸となるのは二人の丁々発止な掛け合い。テンポが良くユーモラス。デニーロの相手役をオーディションで選んだわけだが、ネームバリューに欠けるチャールズ・グローディンを選んだのはデニーロとのケミストリーを感じさせるものがあったからだそうだ。マーティン・ブレストの見る目は間違いなく正しかった。

余韻たっぷりのラストシーンは屈指の名場面。来世で会おう、とても良い台詞です。

今度は吹替版で見たい。
評判の良いテレ朝吹替版がBDに収録されているようですね。買っちゃおうかしら。
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