ミミ子ちゃん

ミッドナイト・ランのミミ子ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

よかった!見終わって、う〜ん!いい!て感じになった

ずっと楽しかったし、ジョンとジャックの会話がめちゃかわいいしちょっと笑える感じで好きすぎた
2人とも幸せになってほしい

終わり方めちゃくちゃ好きだった。ずっとジャックが少し優しくなるのを期待してて、でもあんま助けたりしなくて悲しかったけど、最後やっと!て感じで逆によかった

ロバートデニーロまじで天才の動き方してる感じ、見てておもろいのすごい


“名優と讃えられてはいるが、名前では客を呼べない”ロバート・デ・ニーロと、“実力派俳優だが、それ以上に名前で客を呼べない” チャールズ・グローディンの二人によって生み出された芝居のケミストリーは、この映画に大きな魔法をかけた。
 例えば二人が酒場でFBIを名乗り、インチキ試験で本物のお金を偽札と騙して奪ってしまうシーン。二人の息がピッタリで、観ている我々も思わず笑みがこぼれてしまうが、実はほとんどが即興芝居。マーティン・ブレストは二人の才能を信じて、アドリブを大々的に受け入れた。
 列車でグローディンがデ・ニーロに「動物と経験あるか?インディアン村のニワトリは太ってたな」と尋ねるシーンも、即興芝居。マーティン・ブレストから「デ・ニーロを本気で笑わせるようなことを考えてみろ」と言われて、チャールズ・グローディンは世にも奇妙なセリフを吐いたのだ。すっかり気がほぐれた二人は、「来世だったら友達になれたかな」と長年の親友のように語り合う。ジャックがいつも腕時計を気にしているという設定も、役柄を深く考察した結果によるデ・ニーロ自身のアイデア。ジョージ・ギャロによる卓越したシナリオは、主演の二人による極上のケミストリーによって、より軽妙洒脱な会話劇にブラッシュアップされたのだ。