庭師

Love Letterの庭師のレビュー・感想・評価

Love Letter(1995年製作の映画)
3.7
弔い
博子ちゃんの樹に対する気持ちに共感してしまった
「たくさんのものを貰っていたのに死んだ後も追いかけてもっとおねだりしちゃってた」
抱えてきたものをどう離してあげればいいのかわからなかった博子ちゃんが山に向かって叫ぶのは色々と考えてしまった
樹の視点では青春だからこその美しい叶わなかった恋がかかれていて、最後のラブレターの思い出は自分の中にしまっておく それがいいと思った
終始音楽が心地よくて映像美もすっと心に入ってきた

文通を通して共通人物である「藤井樹」を思い出し弔うことで博子ちゃんは未来に、小樽の樹は過去が広がっていっている気がした
庭師

庭師