岩井俊二の作品で一番好きかもしれない。苦しい、愛しい、儚い、美しい、悲しいが詰まってる。言葉の言い回しとか、本のタイトルとか、すごく岩井俊二っぽい。出番がすごく多いわけでもなく、言葉数もそんな多いわけでもないのに、私も一緒に藤井くんの思い出に浸ってしまって、一緒に残された側の気持ちになってる。柏原崇が演じているところが、また最高だな〜。『お元気ですか』という言葉が名台詞として言われているけども、私的に『彼が書いていたのはあなたの名前のような気がしてならない』って言葉の方がハッとさせられた。秘めた思いを名前に込めていたのかもしれないと思うと、あ〜藤井君お元気ですか〜〜毎年雪の降る季節に観るのもいいかも。
