ももたろす

Love Letterのももたろすのネタバレレビュー・内容・結末

Love Letter(1995年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

岩井監督の独特な透明感ある作品。
挿入曲のタイミングやバランスの良さが、劇中の空間を肌で感じさせる。
藤井樹の死んだ小山や図書カードなど、物体に彼の存在を見出すシーンは妙実で良かった。時が過ぎて取り戻せなくても、永遠の記憶の中で循環する大切な思い出。

博子と樹の見た目の差異が少な過ぎるため、序盤は少し混乱する。1人の女優が演じるなら、2人の髪の長さや服の系統をもっと変えても良かったと思う。