投資銀行経営者として私生活を顧みない働きぶりで成功したニコラスは、父親が自殺した歳である48歳の誕生日を迎える。その前日、しばらく音信不通だった弟のコンラッドから連絡があった。父親が亡くなってからは、ニコラスは歳の離れたコンラッドの父親代わりとして面倒をみてきたこともあり、離れていてもずっと気にかかっていた。ランチの席でコンラッドから誕生日プレゼントにと渡されたのは、「CRS」という会社が行なっているゲームの招待券だった。
人生を変えるゲームだと、コンラッドに強く勧められ、疑いながらもニコラスはCRSを訪ねる。ゲームの内容をはっきり説明してくれず、さらにはうさんくさい適合性テストを長時間受け、うんざりしていたニコラスだが、だんだんと興味を引かれていく。
わけがわからないまま、否が応でもゲームに巻き込まれていくニコラス。
誰がゲーム側の人間で、誰が味方なのか。
ゲームの目的はなんなのか。
ニコラスは混乱していく。
どんでん返し系。
はらはらさせられて目が離せない展開だけど、終わりがパッとしすぎててあっけない。
え、それでいいの？と思ってしまった。
