ぶるーないと

五本の指のぶるーないとのレビュー・感想・評価

五本の指(1952年製作の映画)
4.1
昨今のアクション要素が強いスパイ映画とはまったく異なる映画。初めはアクション要素がないことに物足りなさを感じたがこれがスパイ映画の本来のあり方なのかもしれない。また、ディエロの大使館の執事としての姿とスパイとしての姿のギャップに惹かれました。ドイツとイギリス、スイス、リオを舞台にした実話を基にした映画でありつつもユーモアのある作品になっており、マンキーウィツ作品の素晴らしさを感じられる作品の1つだと思う。
ラストのシーンは滑稽でありながら、ディエロの笑いに虚無感を感じました。
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