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スリ(掏摸)のmikuのレビュー・感想・評価

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)
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スリの手の動きが一種の芸術のようでもあったが、罪悪感の擬人化のような顔した主人公を見ていられなかった。貧困のせいで、感情と選択肢が貧しくなるさまがきつい。罪と罰と言えど、牢屋の中で女性を愛する感情に気づいたことで、彼に罪の意識は芽生えたのだろうか。ブレッソンとは肌が合わないのかどうしても眠くなってしまうのであった。しかしマリカグリーンは美しかったな。
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