スリ(掏摸)の作品情報・感想・評価

スリ(掏摸)1959年製作の映画)

Pickpocket

上映日:1960年08月17日

製作国:

上映時間:76分

ジャンル:

3.8

『スリ(掏摸)』に投稿された感想・評価

4.0

大学の映像文化論の授業で鑑賞👀🎥
クローズアップを多用したカメラロールで主人公の視線や誰を狙っているか等を映像でスタイリッシュに表現されていて大変興味深かった。
3人でスリを行う場面は、手元のクロー…

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蛸
4.1

『罪と罰』のラスコーリニコフのような持論(罪を許された特権的な個人の肯定)を持つ主人公が「スリ」という犯罪行為にズブズブとのめり込んでいく話。
お金が人から人へと手渡しで流通していくものなら、その経…

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 駅でのスリシーン。バレないわけがないのに手付きと受け渡しの滑らかさだけで納得させてしまう潔さ。

何とも重厚。
「手の知性」という言葉を聞いてなるほどと思う。いたずらネコみたいにしなやかな手の動き。
美しい白と黒の画面。自然に物語る目線。ブレッソンの演出はいいなぁ。

男たちが微妙に気持ち悪い前…

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スリする流れが無駄なくて美しすぎる

ジャンヌが可愛すぎる
4.5

ロベール・ブレッソンがドストエフスキーの小説を原作としたのは、長編13本のフィルモグラフィのなかで、『スリ』(原題:Pickpocket, 1959年)と『バルタザールどこへ行く』(原題:Au ha…

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K0RE
4.0
編集のテンポに関しては若干どうかと思うところがあるけれど、やっぱりスリのシーンは巻き戻して何回も観ちゃう。あれはアップショットの良さが存分に活かされていた。あとはクレチョフ効果が面白かったかな。
Tax
4.0
無駄なというか過度な演出をなくし、ほとんど腰上で人を捉える。
端正な作品。
悠
5.0
簡潔で明瞭なことが魔法を生む
強力なショットが映画を通じて存在していた。音も映像も知覚されたもの以上でも以下でもなかった。
シネマトグラフはかくあるべき。
3.7
授業で鑑賞。寝不足だったので頭に入ってこなかった。でも、別にそこまで面白いとも思えなかった。内面の声が多め。他の人の喋り声が意図的に省かれ、足音が大きかった。緊張感はあった。

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