スリ(掏摸)の作品情報・感想・評価

スリ(掏摸)1959年製作の映画)

Pickpocket

上映日:1960年08月17日

製作国:

上映時間:76分

ジャンル:

3.8

『スリ(掏摸)』に投稿された感想・評価

おひさブレさん。
『白夜』と比べるとテンポが良く、ショットや物語が非常に簡潔。それが観ていて心地良い。
主人公はそんな映画の世界に頑張ってついていくため、高潔ぶって犯罪を犯しているように観える。更に…

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「有能な者には特権があります 聡明で才能豊かで天才的な人物は 社会に必要です 不遇の場合は 時には法を犯す自由もある 社会の利益になる」「誰が特権者の判別を?」「本人です」「特権意識のない者の…

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kei
-
短いカットとシャープな絵

強烈に惹かれる何かというよりは、ミニマルの手本のような

最初の説明も格好良い、ずっと格好良い

無彩色とミニマルは心を穏やかにしてくれるね
et
4.0
やっと見切った。
スマホを盗まれたのを思い出してイライラしながら鑑賞。やっぱ面白い。

後期の作品しか見たことがなかったので劇伴が時折挟まれているのが印象的。
これも後期との比較だけれど、白夜ややさしい女では主人公の都合とは別の方向に動いていってしまうヒロインに翻弄される、という構図だ…

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授業で観2
ブレッソンの求める極端に削ぎ落とされた演技の効果を大いに感じた。ミシェルが必要以上の行動をしない人物である分、少しの変化(階段1段飛ばし、とか)から彼の動揺を感じさせられた。また、ミシェ…

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このレビューはネタバレを含みます

20250809

 シンプル。とぼとぼ歩いてても様になるのなんなんだ。視線の使い方がさりげない。絶対にバレそうな犯行をクローズアップによる手と手のリレーで映す。映像運動の身体性がもろに出ていて、そ…

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「働いたら負けかなと思ってる」クソニートが、有能なオレサマーだけに富を再分配出来るなどとラスコーリニコフな哲学を掲げて犯罪行為。友人の忠告や刑事の脅しにも負けず、在野のプロからヘッドハンディングされ…

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1990
-

とてつもなく簡潔でスマート
無駄なものは排除され、必要なものだけが選ばれた映像

しなやかな手の動き、その残像が幾重にも重なり、わたしの中に積み重なっていく

犯罪を肯定はしないが、動作としての後半…

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4.0

大学の映像文化論の授業で鑑賞👀🎥
クローズアップを多用したカメラロールで主人公の視線や誰を狙っているか等を映像でスタイリッシュに表現されていて大変興味深かった。
3人でスリを行う場面は、手元のクロー…

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