スリのシーンはもちろん素晴らしかったが、それ以上に印象に残ったのはマルタン・ラサールの『サムライ』アラン・ドロン的な孤独と弱さを湛えたその佇まい、そしてマリカ・グリーンの圧倒的な存在感だ。ブレッソン…
>>続きを読む一人の男がスリをしている様子をただ淡々と映し出すという簡潔な内容でありながら、シンプルだからこそ味わえる画の美しさに魅了された。
「今にもバレてしまうのではないか」「ここからどうなっていくんだろう」…
あらゆるスリの手口が映されるシーンは
パントマイム的な魅力があって吸い込まれる。
よく職人さんとかのドキュメンタリーを観ていて手元に見惚れる感覚と同じ。
人の手元を映すだけで間を持たせたれるのって、…
掏摸(スリ)って漢字があるらしい。
その手口から現行犯逮捕まで、まるで研修ビデオ(あるわけないが)のような作品。目立つ役ではないが、よく見るとかわいらしい女優(マリカ・グリーン)だと思って調べてみる…
時系列でブレッソン作品をみているわけではないから、本作はブレッソンの作家性を確立するまでの過渡期のような気がする。思ったのは、音声イメージではナレーションを、編集ではディゾルブを多用している点だ。ミ…
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【ロベール・ブレッソン】
英トータル・フィルム誌「史上最も偉大な映画監督トップ100」62位
【ロベール・ブレッソン】
英国映画協会「The 100 Greatest Films of Al…
ドストエフスキーの罪と罰をモデルにして作られたの納得。ラストなんか特にそう。
前回観たのは何年も前でその時にはこんな手口すぐバレるだろとか思ってたけど今は違う。実際に映画のようにフランスの地下鉄で…