三谷幸喜3作目。大晦日のホテルのトラブルコメディ。いわゆる典型的なグランドホテル形式の映画やね。
しかし、あまりハマらなかったのも事実。三谷は〇〇モノを自分流にアレンジするパターンはイマイチな事が多いと思う。
真面目なホテルマンに役所、別れた妻が宿泊に来て見栄を張る。
汚職代議士、コールガール、愛人、芸人一座、演歌歌手…とにかく登場人物が凄い多い。
群雄劇コメディなのだが、登場人物がみんなネガティブな要素が強いんだよね。
ラストは年明けと共に全員が丸く収まるが、笑いを交えながらもギスギスした展開が長々続くのが辛い。
なんかホテルマンのドタバタを描いているが、その職業をテキトーに表現する感じがハッピーフライトに似てる。
松たか子の演じるキャラとか客に自分の意見を言うとかダメな気がする。
ネガティブな前フリがポジティブに収束する爽快感が味わえないのが辛い。