Barry

マネーボールのBarryのネタバレレビュー・内容・結末

マネーボール(2011年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

いや、すんごい良かったよ。
弱小チームを立て直すために、前代未聞のマネーボール理論という、球界やチーム内からも反対されるような作戦で挑んでいくブラピ演じるビリーと、他チームから引き抜かれた経済学専攻出身のピート。

冒頭の、チームのスカウト達の反論がすんごいうざかった。笑
その分、ビリーがピートとマネーボールを展開していく様の間は、見てろよって同じ気持ちになってた。

監督もくそむかついたけど、最後のマネーボール理論を信じた采配を見て、やっと分かってくれたて思ったし、彼が単なる就活の為の監督ではなく、真の監督になった瞬間であったなと思った。

選手達や試合を数字で分析して、試合に挑んでいくという経済学と野球のミックスな作戦ということで、この映画の魅力はそこにあるのかと思ったが、それだけでは無かった。

ビリーの過去の苦しみや野望、そしてチームの想いなども見えて、非常に良いストーリーだったなと感じた。

また、ビリーの心中を娘の歌で表現することでその感動はより一層強く感じられた気がする。

スポーツと経済学。一見まったく混じり合うことのないような2つを合わせることで、だれも成し遂げなかった事を成し遂げた。
まったく違うジャンルの2つを合わせる事の化学反応がこんなにも大きいとは、とてもなんというか驚きだし、何か先駆してやるためには既存の考えではない、全く新しいやり方が必要なのだと考えさせられた。

そして、その斬新な、時には周りから批判されるようなアイディアがその世界を変える唯一の方法なのだという事をこの映画から教わった気がする。
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