スターバックスの片隅で、「ょっしゃっ」小さく歓声を贈った。
根っからのインドア派なわたしは野球のルールなんて知らなくて、所々ちんぷんかん迷子になりながらもブラッド・ピットと一緒に勝利を目指したくてエンドロールまでゆっくり鑑賞した。
ルールなんてわからなくても、やっぱり映画には“ロマンがある”。野球にもロマンがある。だから、やっぱりグッときた。
数字の美しさにも理論的な会話にも、こんなに色っぽいスポーツ映画は見たことないなと感じた。
それはブラピ様のブランド品みたいな気品のおかげだけじゃなく、ピーター役のジョナ・ヒルの温厚で思いやりが溢れちゃってる品性みたいなものが合わさってたからだと思う。
エンドロールを迎えると、もうすっかりピーターが大好きになっていて、こんな友達にいつも居て欲しいって気になった。
野球好きはもちろん、読書や頭を使うことが好きな人がじっくり愉しめる映画です。