港町に住む人々は、喧嘩をしながらも、隣人を深く愛している。
何か問題が起きれば、そのときは怒り狂おうが、結局は皆で協力して、手を取り合って生きようとする。
この回のピンチに陥ったのはファニー。皆に愛されている彼女は、当然のように皆に助けてもらえる。
少し嫌な書き方になったが、これ、なかなかのご都合映画で、クラシック物によくある手法(自分は大好き)。
下手するとイライラすることもあるが、この映画は二人の映画史に残るベテラン俳優を中心に、ベテラン勢が楽しそうに演じているので、それだけで顔がほころぶ。
どうにもヒロインとその恋人の行動に賛同できず。それよりあんなおじちゃん、おばちゃんがそばにいたらいいなあ、なんてことを思うぐらいで、物語には、さほど胸にくるものがなかった。