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氷点のzhaoriのネタバレレビュー・内容・結末

氷点(1966年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

「けれど今陽子は思います、ここまで精一杯生きてきた陽子の心にも、氷点があったのだということを」


このセリフが登場するまで題名の由来は何かと考えあぐねていたが、陽子の言葉を聴いて、心が凍ってしまうほどの深い絶望の事だと悟った。
夏枝が醜く陽子を虐げるのを見ていると女は子宮で考えるというフレーズすら、そうかもしれないと思わされた。

赦すということの難しさ。
自分がいざ夏枝の立場になった時、こうならないと胸を張って言えるだろうか?


8/5 夏休み5日目 深夜
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