ShoSaito

12モンキーズのShoSaitoのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
4.9

いつも同じく好きだった。

スペシャル版のDVDを買ってから何度か
観直しているが、29分しかないフランスの
連続写真映画である『ラ・ジュテ』を、
よくぞここまで昇華させたなと、
観る度に感心してしまう。

ウィルスの散布により、地上に人が住めなく
なった近未来世界のヴィジュアル。
極めて独創的なタイムマシンの造形。
耳に残る奇怪なテーマ曲。

少年の心を持ったブルース・ウィリス。
奇想天外なブラッド・ピット。
信愛のマデリーン・ストウ。
不穏な空気を纏うデヴィッド・モース。

彼らはいつもとは違った顔を魅せてくれる。


総合芸術である映画に必要なすべてのものが、
見事なまでのレベルで結実した本作。

その上、SF、サスペンス、ラブロマンスと、
複数の側面を合わせ持つこの作品を、
僕は生涯をかけて愛すだろう。

ジェームス・コールの運命と共に。



『12モンキーズ』
その謎は、タイトルからすでに始まっている。