影山影司

12モンキーズの影山影司のネタバレレビュー・内容・結末

12モンキーズ(1995年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ハゲが酷い目に遭う! ハゲがタイムスリップする! ハゲが薬物治療される! ハゲがタイムスリップする! ハゲが酷い目に遭う! ハゲが恋する! ハゲがタイムスリップする! ハゲが治療される! ハゲが心を病む! ハゲがタイムスリップする! ハゲが世界を救う!!!!

あらすじをサクッと言うとこんな感じだが、古い映画&ハゲが主役なのにストーリーが二転三転して良かった。ハゲが心を病んで自分の元いた世界こそが妄想で、過去の世界のほうが現実なんじゃないか、と悩み始めるシーンで悪夢めいた博士たちの合唱を出す辺り、監督のセンス炸裂してて非常に良い。使い勝手悪そうなモニターボールに虫眼鏡くっつけたやつとかスチパン風味あってイイネ!!

ヒロインが「彼をどこかで見たことがある」と言いつつ、実際会ったことはなかったりとか卑怯なツッコミどころはあるがそれは本筋とは関係ないから許してやろう。
翻訳はほとんど気にならなかったが、ラストは「救済保険業よ」じゃなくて「(ハゲが失敗したときのための)保険よ」で良かったんじゃなかろーか。


色々言いたいことはあるが、

WW1の世界で何故ホセが居たのか?
→実は彼は監視員で、だからラストで姿を表し銃を手渡した
乞食のおっさんは未来人?
→そうとも言えるがそうじゃないかもしれない
何故テロを止めるのではなく、ウイルス回収にこだわる?
→タイムパラドックスを起こすと未来人が逆に死ぬ可能性があるから

と、色々想像できる余地を残しつつ説明に過不足無いのがとても好き。
良い映画でした。
影山影司

影山影司