オーウェン

チャーリー・ウィルソンズ・ウォーのオーウェンのレビュー・感想・評価

3.3
この事実は相当にブラックであり、本来ならもっと暗い展開になったはずだが妙にコメディタッチのようなシリアスのような。

ハンクスも酒飲みで美女好きの下院議員という役柄。
感じるのは冒頭ぐらいでアフガニスタンの現状を知ってからは案外普通人というか、英雄的な行動にシフトしている。

結果を見ればこの男が911テロに関与しているのは疑いもないが、美談にしすぎてしまった。

ジュリア・ロバーツもメイクがけばいだけで、この役を演じる必要性はない。

だが唯一の楽しみはフィリップ・シーモア・ホフマン。
この人はすこし癖のある役柄はピカ一に上手いだけに、登場場面から吠えまくるのは面白い。
詰めの甘さを指摘するラストは物語を端的に表している。
彼を見るだけでもこの映画は価値がある。
オーウェン

オーウェン