B姐さん

湖中の女のB姐さんのレビュー・感想・評価

湖中の女(1946年製作の映画)
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(R・モンゴメリーが観客に向かって話すシーンを除けば)ほとんど一人称主観で描かれた、実験的で、まさにチャンドラーの小説をまんま映像化したような作品。アイデアは面白いが(鏡に写る時だけ自身が写るショット)、どうにもこうにも奇を衒いすぎていて演出的にあきる。スタンダードサイズと使用レンズと演出の不自然さ(電話で話すシーン)が気になって作劇に入り込めない。というより一番はR・モンゴメリーがフィリップ・マーロウとしての魅力がさっぱりないところか。

@シネマヴェーラ渋谷(7/25/2014)
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