湖中の女の作品情報・感想・評価

「湖中の女」に投稿された感想・評価

出版会社の社長夫人が行方不明となり、秘書(オードリー・トッター)から依頼を受けた私立探偵フィリップ・マーロウが失踪の謎を追うハードボイルド・サスペンス。

マーロウ主役ものの作品は数あれどたぶん一番の異色作かも〜。なによりカメラが全編通して主役のマーロウの視点でとらえられ、監督を兼ねる主演のR・モンゴメリーの見たままスクリーンに映し出される。鏡を前にした時だけはマーロウそのものを確認できる斬新な手法を用いた点。

その他、二転三転するストーリーの面白さも特筆です。双葉十三郎氏の #外国映画ハラハラドキドキぼくの500本 紹介作。

このレビューはネタバレを含みます

マーロウがマーロウで一定の面白さはあるけどどうも一人称視点?が古臭く感じる。いや仕方ないんだけどさ。
視線移動とかが安っぽいからかな?視野せっまってなる。
360度のVRリメイクしたらめっちゃ面白そう。でもガイドないと速攻でゲームオーバーなるなコレ
終わり方なんだけど勝手に生涯独身のイメージだったからなんか新鮮だった。
lemmon

lemmonの感想・評価

2.6
フィリップマーロウの探偵者。

カメラが主人公のマーロウの目線で終始進む。途中数回、「俺ですよ!」とモンゴメリーが案内役のように登場する。

マーロウ目線のため相手役の役者が目の前でお芝居をしてくれる。先日見た「潜行者」も同じ手法を前半使っていた。年代的にこちらが先か!新鮮だったが、かえって芝居が臭く感じた。特にオードリートッター。「潜行者」のバコールはそんなことなかったし、彼女の方が上手いのかなあ。そんなふうに感じた。

上記の技法がすごいなあと思いつつ、やはり違和感。致命傷は人間の目はここまで視野が狭くない。観たことないが「ブレアヴィッチプロジェクト」のように主役がハンディカメラを持って撮影し、そのカメラが目線になると、あの画角にはなるかなあと思う。


途中、パラノーマルアクティビティのような怖さはあり、音楽もそれに合わせたように怖くてビビった。

ただいかんせんハッタリ系の怖さ。
画角が窮屈で視野が広いであろう探偵の目線とは思えなかったかなあ。映画に乗れなかった。。。
楽しみにしていただけに残念😥
Jimmy09

Jimmy09の感想・評価

4.5
私立探偵フィリップ・マーロウものの佳作。
2年ぶりに観たが、前回と違うのは最近この映画原作小説「水底の女」(レイモンド・チャンドラー著、和訳=村上春樹)を読んだこと。
この小説、読んでみると奥が深い内容で二転三転するサスペンスであり、久しぶりに映画を観て、「あれだけ内容ある小説を良く映画としてまとめたなぁ~」と思った。当然、小説の割愛や改変などもあるが、映画独自に追加したエピソードもあり、映画と原作小説を比べるのも楽しい。

探偵フィリップ・マーロウの映画化は多数あるが、本作が変わっているのは、ほぼ全編にわたって「マーロウ目線で描かれる映画であること」。なので、マーロウを演じるロバート・モンゴメリーは殆ど映画で映らない。所々で観客に向かって経過を話しかける場面、鏡に映る姿ぐらい…。声は絶えずマーロウの声であり、物語を導く役割をしている。

この作品を監督したのはマーロウ役を演じたロバート・モンゴメリー。初監督作品。

映画オープニングは、紙芝居をめくる形でスタッフ&キャストが紹介されるが、最後の一枚をめくると「拳銃」が現れて、ドキッとする(笑)


物語は、ある出版会社の社長夫人が行方不明になり、男と一緒に駆け落ちしていたとの話もあり、一方でその男には捨てられて行方不明のままということで、出版会社の秘書(オードリー・トッター)からフィリップ・マーロウは「夫人を見つけて欲しい」との依頼を受ける。ただ、この秘書は社長とデキている仲。
マーロウが調べて行くうちに、警官が妨害をしてきたり、依頼人女性も隠し事をしている雰囲気があって、「本当に、この失踪事件は解決するのだろうか?」と思って観ていると次々と殺人事件が起こって、観る者を飽きさせることなく最後まで一気に見せてしまうストーリー・テリングは上手い!

ただ、初見時には原作未読だったので、内容盛りだくさんの映画細部で綴られる重要ポイントを見逃しており、原作読んでから二度目の方が「なるほど、なるほど…」と思う。
原作にはマーロウがフォーン湖で溺死体を発見する場面があるが、映画には無い。作品タイトルは『湖中の女』であるが、映画では湖は出てこない。

また、フィリップ・マーロウ視線で描いている映像は長回しが多いのだが、マーロウ自身が鏡に映ったシーンを正面から撮影するなど、(現代では当たり前にできそうだが)この映画製作当時(1947年頃)に良く撮影したなぁ、と感心させられる映画でもあった。
ICHI

ICHIの感想・評価

1.5
つまらん。セリフで全てを語ることになる演出。なぜ「呪われた映画祭」で上映されたのか?
pier

pierの感想・評価

3.6
完全に一人称の視点で進行し、物語の中では鏡を通してでしか映らない。
昔に原作を読んだので、思い出しながら鑑賞。
このフィリップ・マーロウ、気だるさはあまりないが、飄々として嫌味な感じはあった。
zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.0
モンゴメリ演ずるフィリップ・マーロウの主観視点で全編押し切る試み。
必然的にワンシーンワンカットとなり制約も多くその労苦は偲ばれるものの、どうしても単調にはなる。エニックスのゲーム「ポートピア連続殺人事件」のことを思い出してた。
tk33220

tk33220の感想・評価

2.8
カーチェイスの場面は斬新だけれども、基本的にショットが不在でカッティングなどもない構成は退屈すぎる。
magnolia

magnoliaの感想・評価

3.7
映画は初観賞だが原作の筋のまま作られていて楽しめた、"in the lake"なのに湖場面なしで驚いたが、むしろそれでこんなに近しく作れて感心

ハンフリーボガートさんのマーロウが好きなのだが、このロバートモンゴメリーさんのマーロウもそのお見通し感やハッタリ方、特に口調がイメージ通りで良かった、笑い声が変に下品なのも意外とハマってた

一人称視点が全面的に使われている作品は初めて見たが、鏡や影にいちいちハッとして面白かった、プロローグの、聖歌でホーリーなキャスト紹介のラストに…も、らしくて良い

ただおそらく低予算?でロケ地を大幅に削っているのに物語はほぼ踏襲しているため、説明台詞が大量でやや進行がタルい、(それで本当に原作通りなので、やはり本と映画はポイントが違うのだなとしみじみ)…でも頑張って世界観見せてくれたなと感じる

[ everyone has his price ]
[ i am scared but wonderful feeling ]
magoーtk

magoーtkの感想・評価

3.0
レイモンドチャンドラーのミステリー小説がまさかの、

一人称視点!!!!
カメラの位置=主人公の目の位置!!!

(監督は俳優。1938年からずっと一人称キャメラの作品を撮りたかったのだそうです)

当時としては革新的だったんだろうし、
だから映画史に残るのだろうが、

凄く違和感があった。

そして地味にクリスマス映画。

チャンドラーが脚色したけど、クレジットされてない。
>|