湖中の女の作品情報・感想・評価

「湖中の女」に投稿された感想・評価

フィリップ・マーロウのウザさが存分に詰まった作品。
完全主観映像。VR化したらどうか

2018/01/06
DVDにて鑑賞

ほぼほぼ全編POVスタイルの映画
恐らく初?じゃないだろうか

移動したりカメラワークを工夫したり、結構面白い

が、人物の台詞によって進む物語、サスペンスなので延々とカメラに向かっての台詞芝居が続く

俳優陣の芝居は申し分ないけど正直飽きたのと、ちょっと見逃すと誰が何の話をしているか分からなくなった(俺だけ?)

まあ悪くはないっすね
フィリップ・マーロウを主役にしたハードボイルド小説の映画化。マーロウが出版社の社長夫人の失踪事件を調査するうちに、夫人が愛人と滞在していた湖から女性の死体が揚がる。マーロウから見た視点でカメラを回し、観客が探偵と一緒に事件を解決する臨場感を狙った一人称映画。原作小説の一人称を映画に置き換えた格好になるが、特に終盤の謎解き部分になると、同一人物がひたすら長台詞で説明していく展開になり、ダイナミズムに欠けて退屈に感じる。長回しのカメラの前で休憩もなく怒濤の台詞量をこなす女優が偉い。序盤の金髪の受付嬢を舐めるように視線で追うシーンや、悪女の媚態を冷徹に眺める視線の枠外からヤ〇ザ風の台詞が乗ってくる仕掛けは良かったと思う。後年のファンが様式としてイメージしている「ハードボイルド探偵らしさ」とはまた違う、同時代人から見たマーロウ像って案外こんな感じだったんだろうなと思う。
2017.9.10 DVD(字幕)
これは斬新!主人公の視点映画!

よく知らんけどプレステみたい
...と思ってたら他のレビューで『テレショップかAV』って表現されてて笑った

1946年にこれは凄い発想だ
パソコンのディスプレイ上でストーリーが進行する『アンフレンデッド』に近い感覚



話は大して面白くないけど、役者たちの演技は良かったと思う

カメラに向かっての演技って大変そう
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.0
挑戦的完全主観だけどオードリー・トッターさんの胸元に視線が下がらないのがまじハードボイルドだ。
鏡正面のとか車のとこどう撮ったんだろう。
湖とか見たいところ大胆に省くくせにデカ長の親バカとか下らないのを長めにとっててなんともテンポ悪い。
殴られてすぐ気絶しちゃうマーロウのPOVなのは画期的だけど、話長すぎ。
namuge

namugeの感想・評価

-
ほぼ全編主観映像の映画として名高いレイモンドチャンドラー原作のこの映画。やっぱり観ていて変な違和感あったし主観映像にしなきゃいけない理由もよくわかんなかったかな…ヒロインの表情がコロコロ変わっていくのをフィリップマーロウ目線で見られたのは良かったです
のん

のんの感想・評価

3.0

びっくりした。
1947年の作品で、全編一人称視点。
ストーリーは、チャンドラーの原作が元になっていて、観客は主人公フィリップ・マーロウの視点で事件を解決してゆく趣向。

マーロウの姿は、手や脚だけなどの一部分が映りこむショット(それもまだ遠近でカメラの焦点がブレてるような時代)と、鏡を通して全身を映す演出で少しだけ見られるだけ。

映画として面白いかといったら??だけど、これが後々のPOVブーム、ごく最近では完全一人称のアクション「ハードコア」に繋がってる(かどうかは知らないけど)とすると、素晴らしい開拓者精神だと感心しちゃう。
Yoko

Yokoの感想・評価

3.6
 食い扶持に困っている私立探偵が小遣い稼ぎのために書き下ろした犯罪小説を出版社へ送る。その小説を読んだ出版社の女性秘書から社長夫人の捜索を依頼される推理もの。

 作中、探偵の視線に基いた主観カメラで話が進み、話の区切りがついた箇所で、ニュースキャスターよろしく探偵がこちらのカメラに向かって語る手法が面白い。カメラの手ぶれなど細微な動きは省略されているが、POVの形式が大戦後まもないこの時期にあったのかと驚きを隠せない。
予告編の「主演、ロバート・モンゴメリーと”あなた!”」という宣伝文句からも、当時の観客は自分が主人公になったような気分でこの映画を楽しめたのだろうと想起される。主演、監督の両方をこなさないといけないロバート・モンゴメリーが編み出した演技のサボリが功を奏したのかもしれない。
 主人公がほとんど姿を映さない反面、ヒロインの表情が非常に豊かであり、顔で魅せる良い演技をしていた。クリスマスが近いという設定を活かした、クリスマスカードに記されたOPのクレジットも可愛げがあった。推理もの話としてもそこまで冗長な箇所は見られず、ラストもスマートにまとめていたと思う。ただ、アクション・銃撃シーンがほぼコントであることは、どうか目をつぶってもらうしかない。
ほぼ全編POV、残りはロバート・モンゴメリーがヒッチコックみたいにナビゲーターとして観客に語りかける。

冒頭、モンゴメリーが「私の見たことしか見せません」と宣言する。
主観映像な上に探偵映画なので、この宣言は否が応にも期待をブチ上げさせるものだが、あまりそこら辺の見所は無い。
主観ならではの"見落とし"とか"信頼出来なさ"があるかと思ったけど。

ただ今だったらどうしてもPOV=ビデオカメラ視点になるけど、これは完全に人間の目から見た映像になってるのが面白い。

一番面白かったのは殴り合いの場面。
主観で見ると本当にみっともない。
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