たむ

男と女のたむのレビュー・感想・評価

男と女(1966年製作の映画)
4.2
午前十時の映画祭で上映中、久々の鑑賞です。
カンヌ国際映画祭パルムドールやアカデミー賞外国語映画賞など、国際的な映画賞を多く受賞しており、フランス映画を代表する作品です。
タイトルで全てを表現している、象徴している作品で、観るときによって感想が変わるような多面的な作品でもあります。
お互いパートナーを亡くし、子供がひとりいる男と女のそれぞれの葛藤を主観的に捉えていきます。
これぞまさに映画的な語り口。
二人の主観を観客は知ることで、サスペンスがうまれてきます。
男と女の考え方の違いや物事の捉え方、恋愛観、人生観を見事に脚本は表現しています。
映画の予算がなかったことで、全てがカラー映像ではなくなってしまったのも、作品に大きなプラスになり、過去と現在もユニークな表現になっていますね。
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