意図的に見てこなかったのだが、エリオットがラフマニノフ弾くことか、バーで変なジジイに説教されるとこ、見覚えがありすぎた←そのシーンだけ切り抜かれてるhttps://youtu.be/_Vvgx0lwio0

エリオットと一緒にツアーをしているquasi（元夫婦の2人が数十年間バンドを組んでる。すげえガッツだ）が突如、クレオパトラと骸骨のコスプレで出てくる点がオモシロポイントですが、サムがwaltz#1に合わせて真剣にテルミン弾き始めて吹き出してしまった😹

暗いと言われがちなエリオットの曲（実際そんなことはないのだよ）とサウスランダーの監督のおふざけ映像が共存していて良い。エリオットのジョーク好きな一面があらわれている感じ。今回もロボットに火を噴かれたりなどする🤖🔥🗒️ 🤖🖐️🩸
結局エリオットってどんな人なのか分かんないね〜という着地点が彼を尊重していて良かった。作品自体が彼を一面的に定義したメディアやインタビューへのアンチテーゼになっている。

冒頭、森の中で歌い続けるエリオット。観客がいようがいまいがあんまり関係ない感じ。今もどこかの森で歌っているのかもしれない。彼は友達の家で飲みながら歌うのが好き、というエピソードを聞いてから、胸がじ〜んとしている。
「彼の音楽は雲の上にいるような気分にさせる」と語る女性。わたしが彼の音楽からイメージするものは、暖かく降りそそぐ雨。カーテンのドレープ。リネンの布。すりガラス。中庭。くすぐったいささやき。スローモーション。焚き火。日記。水たまりに反射する街の光。眠りに落ちる前のうとうとする時間。

彼が街角で隣人と会話する日常的な姿、見られて良かった。実はエリオットとすれ違っていた、という『エリオット・スミスのあれかこれかそれか』という大好きな同人誌を思い出す。

エリオットの歌詞に出てくるバーの解像度が上がった。バーのマスターは「まさかミュージシャンだなんて知らなかった。彼はほんとうにやさしい人だよ」と語っている。そうだったろうね。
彼の歌詞はあまりにも自責の感情が強くて、しばし泣いてしまう。
　
追記
最近よく聞く曲
https://youtu.be/EveswCRAoUA

追記2
Heatmiser のMic city sons 30th version がリリースされる。ここ5年くらいでデラックス・エディションなどがリリースされていて、この流れが続いているのは本当にありがたい。see you in heavenなど知られるべき名曲がゴロゴロあるので全て公式にリリースしてほしいな…

• #ぷかしりまる殿堂入り

【ガス・ヴァン・サント】
2010年発、存命する最高の映画監督ランキング 50人 （米誌「PASTE」 発表）第34位。

【ガス・ヴァン・サント】
英トータル・フィルム誌「史上最も偉大な映画監督トップ100」87位