AmiHaru

ダークマンのAmiHaruのレビュー・感想・評価

ダークマン(1990年製作の映画)
4.1
BSで初鑑賞。

前々から観てみようと思ってた作品だったんですが、やっぱりこういう完璧ヒーローとも言い切れないような存在の物語っていいですね。
まずダークマンというキャラ自体がもはやヒーローというより、ホラー的外見をした復讐者という印象が強かったです。
人工皮膚の移植を受けた科学者という設定なので、その分ビジュアルがとにかく強烈だったわけなんですが、こういう異質なダークヒーロー、個人的には好きです。

この作品に出演しているリーアム・ニーソンやフランシス・マクドーマンドが若かったんですが、リーアム・ニーソンに関しては特殊メイクであそこまで変わるのはすごいなと思いました。

この他にも、監督がやはりホラー畑出身のサム・ライミ監督ですから、ホラー演出もかなり凝ってましたし、それでいてアメコミ要素も強めでしたので、作品からライミ監督のアメコミ愛が良く伝わりました。
同じ系統のダークヒーローでいえば、同時期にティム・バートン版の続編が公開されたバットマンや、後年トッド・マクファーレンによって生み出されたスポーンがいますね。

そして、この作品があったからこそ、後に『スパイダーマン』といったアメコミ映画の傑作が生まれたのかと思うと、本当に感慨深いです。
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