スパイダーマンのサムライミによるダークヒーロームービー
工夫が詰まった宝石箱のような作品だった
ダークヒーローと書いたものの、本作はある組織によって顔を失った主人公が復讐をするというストーリーで、主人公自体も特別変わった特殊能力がある訳ではない
敢えて特殊能力を上げるなら一定時間顔を変えられるマスクぐらいで、映画の演出はぶっ飛んでるけど割と地に足がついた設定なのは個人的には良かった
そしてハッピーエンドにさせないようなほろ苦い終わり方も良かった
見せ場に工夫を凝らす監督は沢山いると思うんだけど、本作はそこまで見せ場でもないようなシーンにまで考え抜かれて撮られているのがすごく良かった
なのでアクションシーンは言うまでもなく面白いんだけど、リーアムニーソンの怒りが爆発するシーンであったり最初にリーアムニーソンが襲撃された時のカメラワークであったりと一瞬たりとも観客を飽きさせてたまるか！というサムライミの気持ちが伝わってくるようで見ていて凄い楽しかった
いい意味で手作り感のある一本
オススメ！
