鹿shika

ロゼッタの鹿shikaのレビュー・感想・評価

ロゼッタ(1999年製作の映画)
3.5
トレーラーハウスで酒浸りの母親と暮らすロゼッタ。ある日、理由なく職場をキビにな理、厳しい社会を目の当たりにしながら、新しい仕事を探し続けるが、、。

どん底の生活から、必死に抜け出そうとする少女が主人公なのだが、これをとっているのは手持ちカメラなのだ。
そのブレブレ感のあるカメラワークが、この少女の不器用な生き方を表しているように感じる。

また、これは調べてわかったことだが、本作は公開当時、社会現象を巻き起こし、本国ベルギーでは「ロゼッタ・プラン」(ロゼッタ法)という青少年雇用のための負担を軽減する法律が成立されたらしい。「映画が現実を変えた」好例のひとつとなるほどの影響力のあった映画となった。

この映画で自分的に一番印象的だったのは、主人公ロゼッタのファッションだ。
私は今、スポーティー×モードのスタイリングにハマっているのだが、
ダボっとした赤と黒のウィンドブレーカーに、細いプリーツのグレーのミニスカート。
そして足元は黒のハイソックスに、薄汚れた白のスニーカー、、
はああああ。可愛すぎるううううう。

その他のシーンでも可愛すぎるスタイリングなの、、。
ダボっとしたトップスが黒のショートヘアを更に惹きたてていて、自分も黒髪ショートにしたい、、

こんな子がいたら、思わずシャッターを押してしまうだろうな〜と思うほど、ナチュラルに好いてしまうわ。

そしてワッフル屋さんで働く離けが、ロゼッタを手助けしてくれる。この2人の会話シーンがとっても好きだった。
彼みたいな人に出会えたことが、何よりロゼッタの心を救っただろうね。

母親があんな存在でも、必死に生きようとするロゼッタに社会の厳しさをバシバシ感じて、なんか、、頑張らないと、、
やだ、、自分は職があるだけ幸せだ、、
鹿shika

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